「毎日」「朝日」などの一部マスコミは2月26日、1月25日の公判で、NPO法人「東日本大震災原子力災害等被災者支援協会」(東京都中野区。久間章生元防衛相=冒頭写真=が代表だった)の元幹部が、東電社員の協力あってこの詐欺は成功した旨、述べていたことがわかったとして報じている。
この詐欺事件、「原発事故で売上が減った」と偽り、東電に賠償金を不正に請求していたというもの。
ところが、元幹部職員・進藤一聡被告(44)は1月25日の公判で、「彼(東電社員)が書類をチェックして100点満点の答案を出せば、スムーズに請求できると(同NPO元幹部職員・村田博志被告=懲役9年の実刑判決が出ている=から)言われた」などと証言したとして、警視庁は東電側「内通者」がいた可能性もあるとして捜査を進めているという。
しかし、本紙ではすでに昨年11月3日、「不起訴になった久間元防衛相代表NPO法人詐欺事件に驚愕証言」とのタイトル記事において、その可能性に言及していた。