アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(284)マザーズ上場「TCBホールディングス」破産に関する怪情報

 10月20日、マザーズ上場のIT系企業「TCBホールディングス」(東京都渋谷区。大嶽貞夫社長=冒頭右写真)は自己破産を申請し、同日、開始決定を受けた。
これにより同社は11月5日を持って上場廃止となる。
TCBは昨年8月、情報提供サービスと人材コンサルの2社を買収。同年9月、従来のTCBがやっていた業務を会社分割によりTCBテクノロジーズに移管し、継承会社のTCBを持ち株会社にしていた。
この2社の買収などにより連結売上高は20億円を超えたが、その買収資金の負担などから資金繰りを悪化させ、破産を余儀なくされたという。
とはいえ、今回の負債額は2億6000万円弱に過ぎないし、傘下の主要3社は破産対象になっておらず、これまで通り営業を続けている。(冒頭左写真はTCB入居ビル。主要3社も同。大嶽社長は傘下情報提供サービス会社代表も兼務)

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