明太子、子供が大好きなミートボールは食品添加物の塊、健康に少しでもいいだろうとコンビニで弁当にプラスしているサラダ、喫茶店でコーヒーを飲む際にミルクだけにして砂糖、シロップはカットは意味がない。せっかく自然に近い食材を使っても、最後の味付けでインスタント調味料を使えば帳消しにーーそして、我々は年間にすれば実に4?もの食品添加物を口に入れている。 こうした衝撃の事実がこれでもかと出て来る本書の著者は、“食品添加物の神様”とまで呼ばれていた食品添加物業界の元トップ・セールスマン。それだけに、話の根拠はしっかりしているし、何より説得力がある。 05年11月に発売され、売れないといわれるノンフィクション部門にも拘わらずすでに8刷、20万部以上を売上げているとも。 明日発売の『週刊大衆』(冒頭写真)でも、3Pを割いて紹介している。 『食品の裏側』(安部司・東洋経済・1470円)…