アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

メディアを操作するPR会社「プラップジャパン」

●郵政解散選挙で、小泉圧勝の仕掛け人? 先の自民党が圧勝した“郵政解散選挙”で、大きな役割を果たしたとして注目されている「プラップジャパン」なる会社をご存じだろうか。  PR会社といえば、「電通」を思い浮かべるかも知れない。だが、海外では広告代理店と、いかにクライアントをPR(広報活動も含む)するかが仕事のPR会社とは明確に分けられているという。そして、わが国で大手のPR会社といえば、05年7月にはジャスダックに上場もしたこの「プラップジャパン」(東京都渋谷区)が挙げられる。 先の選挙で、小泉首相が郵政改革の是非だけを唱え続けたのも、片山さつき候補(当時)を始めとする自民党関係者の有権者やテレビの前での立ち振る舞いやセリフを指導したのも、同社の助言あってと言われる。ともかく、自民党が05年1月より同社と契約しており、結党以来、同党が民間PR会社と契約するのは初というのは事実。 ●米牛肉輸入再開問題で、米牛肉業界の宣伝マンを務める ところで、ここに来てこのプラップジャパンなるPR会社、自民党だけでなく、ライブドア、米国食肉輸入連合会、ヒューザーと、注目される事件で、それも問題ある側の背後で助言しているとの指摘が出ている。 「今年1月の国会喚問で、ヒューザー小嶋進社長がめがねをかけてノラリクラリと証言拒否したのはプラップの指導による。ライブドア事件で、ライブドア側の会見を仕切り、途中で記者の質問をさえ切って顰蹙を買ったのもここのスタッフですよ」(事情通) 同社はクライアントのことに一切答えないし、自民党の選挙圧勝で注目されるようになり、噂が噂を呼んでいるだけなのか知れない。だが、同社の有価証券報告書の売掛金相手先には「米国食肉輸出連合会」は入っている。他には、“ペディグリー”や“カルカン”といった商品名でお馴染みの世界的ペットフード業者日本法人「マスターフーズリミテッド」、合成洗剤など家庭用製品で知られる世界的企業「P&G」、「J&J」の各日本法人も。かつて、虫歯予防になるとしてキシリトールガムを「おはよう日本」(NHK)、「ワールド ビジネスサテライト」(テレビ東京)などテレビの特集で取上げさせ、大ヒットさせたのも同社である。 世界第2位の広告代理店WPPグループ(英国)側から19・9%の出資を受け、また、同グルプ傘下の米オグルビーPRと業務提携している同社を率いるのは、PR会社出身の矢島尚社長と、米国でのPR会社歴が長い杉田敏副社長の2人。他に役員には三洋証券、共同PR,東急エージェンシーなどに在籍していた者も。 大きくマスコミとひと括りした場合、電通、博報堂などの広告代理店やこうしたPR会社も含む場合もある。しかし、カネさえもらえれば時には黒でも白と言って見せ、消費者(国民)に誤った認識をさせる彼らと、真相を伝えることが本来の使命であるジャーナリズムとは無縁どころか、対立する存在だ。今後の動向に、目を光らせる必要があるだろう。 (写真・右は矢島社長、左は筒井高志ジャスダック証券取引所社長) ●参考図書『メディア仕掛けの選挙』 (技術と人間社)、 『メディア仕掛けの政治』 (現代書館)…

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