アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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イー・アクセス、千本会長の意外な関連会社

 千本倖生氏といえば、国内のADSL回線第3位の卸業者「イー・アクセス」(東証1部。東京都港区)の会長にして、筆頭株主。同社は今年から携帯電話事業にも参入することが決まっており、わが国を代表する経済人。その経歴も輝かしい。 左記に掲げた小説の表紙は、そんな千本氏とミス・マッチな感じだが、以下は同小説の解説文。 「“氷の神島”と呼ばれる野島組若頭、神島右京には暗い過去があり、そのせいで人を愛することも自分の性癖を認めることもできずにいた。そんな右京とバーで出会った武上龍一は、彼に一目惚れ、酔った右京と一夜をともにする。(略)再会する。だが龍一の告白にも、右京はつれない返事。後輩の田所が右京の部下だと知り、彼のことを聞き出して熱烈アタックを開始する龍一だったが…。龍一の情熱は右京の凍りついたハートを溶かすことができるか……」 要するに、ホモ小説で、こうした書籍を出しているのはE社(沖縄県名護市)。 実は千本氏、1999年から00年にかけ、先の経歴からは抜けているのだが、「ネットウェブ」なる企業を実質、創業し、マザーズに公開するとして同社株を売って約12億円をかき集めたものの、ついに公開されなかった。 E社はこのネットウェブの子会社であり、千本氏がオーナーだった。 それだけならどうということはないのだろうが、青少年が身近に情報先端技術を体験でき、また、沖縄県北部地域の情報メディア産業の立地を促進するとして郵政省(当時。現・総務省)が約3億円と全額近くの税金を補助して建てた名護市マルチメディア館へ、それに見合う情報通信関連企業の8社中の1社として入居し、こうした小説の売上げが収益の大半だったといえば、果たして問題ないと言い切れるだろうか。…

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