アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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酒販組合年金144億円を溶かしたコンサルタントは、あのインぺリアルグループ一味?

●逮捕されたコンサルタントと、今津雅夫氏は仕事仲間

 去る2月16日、警視庁捜査2課は、東京都港区在住の金融コンサルタント会社「S」アジア統括事務所社長のS氏を背任容疑で逮捕した。
S氏は、全国酒販組合中央会の事務局長(当時)に、同会の年金資金144億円を海外に投資するように勧め、投資先のカナダの会社から約2億8000万円のリベートをもらっていた。これが02年12月から03年4月のこと。
そして、わずか1年2カ月後、144億円全額が、同社の破綻により回収不能になった。。
これに対し、今津雅夫氏とは海外ファンド「インペリアルグループ」の日本法人社長だった人物。
彼は、年利率8.5%の高金利の上、元本も保証するファンドと謳い、わが国の数百人から約200億円を集めた。ところが、西インド諸島のグレナダ領にある銀行が破綻し、やはり全額約200億円が回収不能になったというもの。被害者は最初から詐欺話だったとして、03年には警視庁に彼を刑事告訴している。
英国の警察はとっくにインペリアルグループの本部代表等の捜査に着手し、わが国警視庁にも事情を聞きに来ている。ところが、警視庁の対応は鈍く、未だに受理にすらなっていない。
実は今回逮捕されたS氏と今津氏は仕事仲間だったのだ。

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