3月28日にあった日本相撲協会の理事長選は、本紙でも既報のように水面下でドロドロの動きがあったようだが、八角理事長の続投で決着。「勝てば官軍」ということで、もはや誰も疑惑に切り込まず、一服した感のある相撲協会を取り巻く闇の部分ーーと思ったら、明日4月19日(火)午後1時20分から、横浜地方裁判所川崎支部で行われている年寄名跡証書(親方株)引渡事件で、いよいよ春日山親方(冒頭左写真。元幕内・浜錦)と、先代親方・岩永久祥氏(同右。元幕内・春日富士)の証人尋問が行われるという(1号法廷。なお、春日山親方は閉廷後、取材に応じるため、近くの「サンピアンかわさき」川崎市立労働会館の部屋=第5交流室=を午後5時半より押さえているとのこと)。
いわゆる親方株を巡っては、以前は売買の対象になり、様々な問題が指摘されていたことから、現在、親方株は協会預かりになっている。
この親方株問題も、協会の抱える闇の部分の大きな一要因だが、本紙でも既報のように、この親方株が何とどこかに消え、現・前親方間でトラブルになっている裁判で、ついに当事者同士が法廷に登場するというのだ。(上写真=「スポーツ報知」13年11月9日記事)