本紙は3月15日、国産SNS運営会社「ミクシィ」(2121。マザーズ)の100%子会社「フンザ」が運営する「チケットキャンプ」の管理システムが杜撰としかいいようがないと具体的ケースを上げて解説。また4月6日には、その後もチケットキャンプで人気コンサートチケットの高額な不正転売が続いていることを報じた。
こうしたなか、大手マスコミもようやく取り上げだしたようだ(冒頭写真=「朝日」4月7日記事)。
他の大手は、チケットキャンプほどトラブルは多くないようだ。
チケットキャンプのシステムはクレジット、コンビニ支払い、銀行振り込みどれでもOKなのに対し、ヤフオクなど他の大手は、コンサートチケットに関してはクレジットカード決裁が原則。その場合、クレジットからの引き落としは最大1~2カ月の猶予があるので、その間におかしいと感じたらキャンセル可能なわけだ。
しかし、このヤフオクなどのシステムにもスキはある。
売り手(出品者)が、それでも銀行振り込みを要求して来た時だ。
具体的なトラブルケースが報告されて来たので、以下、それを参考に解説する。