建設会社「工新建設」(東京都新宿区)の名取勲元副社長(68)が、2013年までの3年間に約3億7000万円の所得を隠し、約1億4000万円を脱税していたことが4月21日までにわかったとして、大手マスコミは一斉に報じている。
同社は簿記などの専門学校経営などで知られる大原学園が最得意先で、年商100億円近くある。名取元副社長は、この大原学園から受注した建設工事で下請け業者に外注費を水増し請求させ、その一部を自分に還流させていたという。
工新建設は「副社長の立場を悪用した不正で、刑事告訴や民事提訴も検討している」としている。また昨年2月に名取元副社長を懲戒解雇している。
が、この名取副社長が、東京は新宿・歌舞伎町で高級クラブをハシゴする有名人だったことはどこも報じていない。