わずか8年前の設立ながら、FX取引大手「外為オンライン」などを核に、「ひまわり証券」の親会社だった「ひまわりホールディングス」(当時ジャスダック上場)をTOBするなど、ごく短期間に業績を急拡大させ注目される、実質は英金融グループの日本における持ち株会社といっていい「ISホールディングス」(本社・東京都千代田区丸の内。冒頭写真は入居ビル)。
今年2月には元財務官の榊原英資氏(横写真)が特別顧問に就任。
そして既存のIT、金融事業分野(「アイネット証券」、「ライブスター証券」、話題のひふみ投信の「レオス・キャピタルワークス」など)に安住していては未来はないと、一方で、カーシェアリング事業の「アース・カー」、ホテル事業の「グランドホテル白山」、不動産事業の「日本ビルド」、発電事業の「グリーン電力エンジニアリング」などを設立ないし子会社化し、意欲的に多角化を目指している。
しかしながら、日本の投資の歴史において、様々な業種を傘下に収めて成功した例はないのだが、さてISグループの将来はどうなるだろうか。