アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(561)「ヒューリック」が絶好調な理由

「みずほフィナンシャルグループ」(以下、みずほFG)が、“ワンミズホ”をCM(冒頭写真)などで盛んに宣伝している。だが、具体的には13年7月にみずほ銀行(旧富士、第一勧銀)とみずほコーポレート(旧興銀)が合併しはしたものの、系列の銀行、信託、証券のFG傘下での一体はなかなか進んでいない。
だが、「ONE MIZUHO」を別の角度から捉えると、旧一勧、旧興銀勢力を駆逐して旧富士銀が実権を握って、3つの派閥がようやく旧富士中心に一つになったともいえる。
その象徴が不動産会社「ヒューリック」(東証1部。3003)だ。
この会社、旧富士銀の銀行店舗ビル管理から出発して、13年12期と翌14年12月期を比べると売上げが倍増し2000億円台に乗せ、近年急成長中だ。これに対し、旧一勧、旧興銀系列の不動産会社も当然ながらあるが、こちらは目立たず上場もしていない。

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