本紙では昨年11月22日、そもそもは更年期障害、肝機能障害改善のためなどの医薬品であるプラセンタ注射液が、その副作用で肌が白くなるなどに過ぎないのに美容効果があるとして中国人女性を中心に人気を博し、その需要を見込んで、医者の診断を受けることなく(=処方箋なしで)購入希望者に直に売りつける組織が登場。(*冒頭写真の解説は以下の有料記事部分にあります)
それは正価の10数倍もするだけでなく、本来の治療目的外使用のため、結果、死亡例さえ出ているとして、警告する記事を書いている。
それから半年余りーーある中国人がやはり違法に使用したところ、3日間に渡り全身に強烈な痛みを感じ、悶え、死にかけたとのことで、その使用したプラセンタ注射液そのものが本紙の元に届けられた。
そこで製造元に確認したところ、目的外使用も危ないが、そもそもこのケースは使用した製品が「偽造」されたものであることが判明した。