省エネコンサル事業の草分け的上場企業が、資金借り入れのお知らせをしたのは3月30日のことだった。(冒頭写真はイメージです)
金額は1億5000万円。借り入れ実行日は4月15日。しかし、いま現在、実際に借り入れをしたかどうかの追加報告は出ていない。
その一方で、5月16日に出されたその上場企業のIRによれば、「資金の借入についても実現したことにより財務体質についても改善いたしました」などの結果から、「継続企業の前提に関する注記」の記載解消のお知らせが出ている。
いま、事情通の間で囁かれているのは、実際にこの1億5000万円の買い入れはなされたのどうかという点。もし、別からの借入で財務体質が改善したのであれば、借入れしなかったと追加IRを出し、別からの借入のお知らせが出ないとおかしい。否、そもそも「借入する」ではなく、「借入予定」のIRを出すこと自体が不可解だが、それが出たのが28年3月期決算ギリギリの3月30日のことだけになおさらいろんな憶測を呼んでいるという。