アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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貸金オーナー失踪事件ーー神戸山口組中枢を殺人容疑で狙う!? 京都府警

 本紙では2度報じたことがある、京都の大手貸金「鳳」(冒頭写真=本社ビル。京都市右京区)のオーナー・松本貞雄氏(68。失踪当時)が13年3月に失踪した事件につき、京都府警が今年に入り、別件ながら、容疑者と睨んでいる者を次々と何度も逮捕している動きがあるのでお伝えする。
事が事なので、むろん京都府警は以前から捜査をしていた。だが、ここに来て精力的に捜査を行っているのは、山口組の分裂騒動と関係あるとの見方がある。
6月10日、『山口組 分裂の真相』(一ノ宮美成+グループ・K21。宝島社)という単行本が出版された。
その192から200頁にかけ、この失踪事件の件が出ている。
要約すると、この事件には神戸山口組の中心組織である山健組中枢の2人の組長が首謀者という記事が『週刊金曜日』(15年10月16日号。下に記事の一部を転載)に載ったが、その時期は山口組分裂後のことで、山口組の中心組織である弘道会が情報戦の一環としてリークした可能性もあると見て同記事執筆者に取材したが、執筆者はそれを否定したという内容だ。
それはともかく、京都府警にしても、もし、本当に山健組中枢がこの失踪事件に関係しており逮捕できれば大打撃を与えられるということで、なおさら捜査に力を入れているとの見方が出ているわけだ。

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