アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第23回 漢方医学から見た不眠症対策」

筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ」発信中。

「不眠症で困っている」という患者さんがとても多いですが、本当に不眠症なのでしょうか?
日本睡眠学会では、「不眠症」を以下のように定義しています。

■夜間なかなか眠れず、寝つくのに普段より2時間以上かかる「入眠障害」
■一旦寝ついても夜中に目が醒めやすく、一晩2回以上目が醒める「中間覚醒」
■朝起きたときにぐっすり眠った感じの得られない「熟眠障害」
■朝、普段よりも2時間以上早く目が醒めてしまう「早朝覚醒」
以上の訴えのどれかが「週2回以上」見られ、なおかつその状態が「少なくとも1ヵ月間」は持続すること。
不眠のため自らが苦痛を感じるか、社会生活または職業的機能が妨げられること。そして、不眠の原因が他の疾患や薬剤によるものではない。

以上を全て兼ね備えたものが「不眠症」です。
睡眠に関してはまだまだ解明されていないことが多く、現在通説となっていることも医学的な根拠はないものが多くあります。

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