●“教祖”の指示で、“信者”企業の経営権を掌握した「安晋会」会長元側近
本紙は、耐震偽装事件に関するヒューザー・小嶋進社長の証人喚問で飛び出した「安晋会」会長・杉山敏隆氏と安倍晋三官房長官との関係について、これまで3度報じた。
そのなかで、両者が謎の“宗教団体”ともいわれる「慧光塾」なる経営コンサルタント会社“教祖”息子の結婚式に出ていた事実にも触れたが、その後の取材で、実はこれは決して偶然でないことがわかった。
杉山氏が代表を務めていた不動産会社「アーバネット」は91年9月に倒産するのだが、同社で役員を務めていたA氏は辞任後、“教祖”に面倒を見てもらっていた。そして、彼の命令の下、複数の“信者”企業の経営権掌握に乗り出し、トラブルとなり、損害賠償訴訟を起こされてもいる。
本紙は、この慧光塾の実態を告発する詳細な文書を入手しているが、そのなかに、こんな記述がある。