アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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民主党マニフェスト目玉だったあの「八ッ場ダム」、無駄どころか、ヒ素汚染の重大懸念

 この11月、発売になったDVD『八ッ場ダムはなぜ止まらないのか』(プロジュース・保坂展人。発売・ほんの木。43分。2000円)が話題を呼んでいる。
八ッ場ダムといえば、民主党がマニフェストの目玉として「中止」を表明した建設予定の巨大ダムだが、このダム、税金の無駄使いどころか、保坂展人前代議士(社民党)が調べたところ、税金の無駄遣いに止まらず、上流の品木ダム(下地図参照のこと)がヒ素汚染しており、その汚染土壌が八ッ場ダムも汚染、利根川水系の八ッ場ダムは完成すれば首都圏の水瓶の一つになるため、ヒ素汚染の健康被害というはるかに重大な事態にもなり得るというのだ。
ところが、「建設中止」の表明にも拘わらず、八ッ場ダム本体はさすがに手つかずながら、ダム“周辺”の工事は着々と進んでいるという。
例えば、ダムが出来た暁に沈む道路に代わる新しい道路もそう(ダム本体工事は総工費の9%に過ぎない)。そして、さらなる既成事実化を(ダム)官僚らは図っているという。
八ッ場ダムはそもそも洪水防止のために計画されたところ、それから半世紀以上経っており、また、新たな渇水対策についても同じ利根川水系に11のダムができており、共にいまや必要性はない。
ところが、そんな必要のないものに自分たちの利権(工事は旧自民党政権の票に。その自民党と官僚のタッグによる)のためにいまも拘り、その総事業費は約5000億円とも。すべて我々の税金だ。その上、ヒ素による健康被害の懸念も隠蔽ーー。

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