破砕・粉砕機を柱に環境機器に注力する「郷鉄工所」(6397。東証2部。岐阜県垂井町)は今年3月末で約6億円の債務超過となり猶予期間入りしていることから、これを解消すべくこの7月、総額14億5530万円の株主割当増資を行った。
しかしながら、実際に調達できたのは約2億2200万円。
この8月8日には経営の効率化を図るとして、売上高、利益共に約2割を占めていた配管事業を廃止するとIR。
こうしたことを反映して、1年前には200円以上あった同社株価は、債務超過の猶予期間入りのIR直後には54円まで下がり、増資後の現在も100円割れの状態だ。