証券取引監視委員会(SESC)宛とする以下のような文書が、一部マスコミに出回っている。 以下はその概略(実際の文書の記述はすべて実名)。 03年12月30日、ライブドア(当時は旧「エッジ」名。マザーズ上場)は株式を100分割(その発表は11月19日)し、かつ、株価は12月22日の204円(100分割した場合)を底に、04年1月に入って15日連続のストップ高となり、1月21日には1822円の最高値を付けた。 この100分割情報を事前に知っていたと思われるのが、愛知県内でレストランを営むA氏。そのA氏は某証券会社に03年10月中旬、口座開設し、ライブドア株の取引だけを元金5000万円で行い、結果、うまく売り逃げて約10億円儲けた。 もっとも、A氏を某証券会社につないだ人物B氏がおり、このA氏とB氏は仲間と思われる。 このB氏は某証券会に3年在籍後、証券系新聞社に入社し、現在は社長の地位にある。 A氏が約10億円儲けた後、このB氏は成功報酬として2億円もらう(脱税疑惑もあり)。 さらにB氏はA氏に3億円出資させ、証券会社を設立している(B氏は役員に入っている)。 そして、この告発者は04年の2月中旬、このA氏とB氏,さらに取引を担当した某証券会社営業部次長の3名が、ライブドアの堀江貴文社長と六本木の某高級レストランで親しく会話している場面を目撃したというのだ。 この告発者は某証券会社の営業マンと名乗っており、文書の日付は今年4月18日となっている。…