アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(584)Y証券の資本増強裏手口(3)

この連載(2)まででおおよそのことは書いたが、再度の取材で分かったことを補足しておく。その前に、もう一度この連載(1)(2)をお読みいただきたい。

6000万円騙し取られたかたちになったK氏によると、直に貸し付けた「オーキタ」(東京都中央区)の鈴木清美社長は、貸す前、「この金は荒木氏が使う」と説明しており、それでK氏は納得して貸し付けたそうだ。
また、連載(2)で述べた、騙されて「確認書」に捺印した後の平成23年2月23日にもK氏は返済要求し、その際には「貸金請求通告書」(冒頭写真)の内容証明を送付しているが、これに対し鈴木氏は梨のつぶて。というか、受取拒否だったという。
ところで、仕手株として色々噂されている「プラコー」(6347。JQ)の筆頭株主である(有)「フクジュコーポレーション」(15・9%)の実質オーナーも、今回、K氏が貸し付けてトラブルになっているオーキタ同様、荒木武氏とされる。以前、このフクジュはオーキタと同じ兜町7丁目のビル2階に入居していた。
なお、フクジュの社長は長井手氏だが、彼が株式取引で大穴を空けた時、救ったのが荒木氏といわれている。

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