アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(589)注目の「家賃保証会社」の功罪

昨今のゼロ金利による資産運用、相続対策で賃貸住宅投資は全国的に活況が続いている。
特にアパートは普通のサラリーマンでもローンを組めるため、先祖の土地がある人は節税対策でアパートを建てる。これが全国規模でブームとなった。しかし、日本人の人口は増えておらず減少しはじめた。お年寄りは充実した施設へ入居。最大の賃貸住宅需要者である若者は少子化。都内でさえ賃貸住宅の空室率は30%を超えている。当然地方はもっと厳しいだろう。また大学の都心回帰で多摩地区のアパートは空室だらけだ。
しかし、それでもアパート建設が続くのは、家賃保証システムが支えている面も大きい。家賃滞納があれば家賃を保障してくれるシステムで、大家、仲介不動産屋にとっては手間暇が省ける大変便利なシステムだ。
大手では「全国保証」(7164。東証1部)があるが、株主には大手生保がずらりと並び、時価総額も3千億円弱もある。ということで同社は別格だ。
最近、アイフル系の「あんしん保証」(7183。マザーズ)の株価が急騰している。昨年11月に上場し、株価は一時3分の1以下まで急落した。利益がともなっていないため急落は当然だったかもしれない。しかし、最近は仕手筋らしき有名人の煽りもあってか株価は上場時の高値に急接近してきている。

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