アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(593)「大和証券」にとって大森・蒲田地区は鬼門!?

 10月上旬、大手マスコミは一斉に「大和証券」蒲田支店の元課長代理(30)の約5000万円の詐取疑惑を報じた。
元社員は大田区内の顧客に嘘の投資話を持ちかけ、13年12月から14年7月までの間に6回、計約5000万円を詐取したという。
被害顧客が刑事、民事両方で告訴。元社員はカネは受け取っていないと主張していたが、民事の方で被害顧客との不審な電話会話記録などが出たことで大和証券は詐取行為があったと判断し15年2月に懲戒解雇していたという。
大和証券にとって大森・蒲田地区は鬼門なのかもしれない。
1993年当時、大森支店長だった牛田は37億円の着服が発覚。警視庁に業務上横領で逮捕、起訴され、懲役6年の実刑判決を受けている。
起訴されたのは同氏と元国立支店長(詐欺罪)だけだったが、実際は当時の大和証券組合幹部連中も深く関わっていた。大手証券で組合専従といえばエリートコースで、トップセールスマンが組合委員長になる。牛田もトップセールスマンとして当時最年少の支店長としてマスコミにも登場したほどのやり手だった。そして、実は当時の事件は大森支店の他に、蒲田支店から組合専従となった営業マンもいた。他にも大和のエース級営業マンが関わった。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧