プロフィール 兼業投資家。資産形成において必要なのは、1に「メンタルの安定」、2に「需給と地合いを読む力」、3に「個別企業のファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を自らに促すことを心がけている。
≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は、65,607円と前稿から+1,245円高(※前項比▲249→+470→▲4,417→▲1,186→+383→▲1,889→+5,230→▲568→+2,581→+2,991→+1,930→▲1,305→+3,201→▲204→+1,241→+1,552→+3,801→▲250→+0円→▲447→▲1,801→▲3,229円→+2,024→+2,678→+941→▲524→▲89→+1,996→+1,601→+832(大納会))の上昇となった。 ※直近最安値は7月29日60,449円。
金曜日の夜はSOX指数が節目となる12,000Pを上回ってくることができ日経平均先物9月限は66,310円と戻ってきている。※2026年の最高値は6月22日72,832円。
ドル建て日経平均株価の終値は414.4ドル(※前稿401.5→394.5→95.1→424.3→433.2→429→441.6→412→416.3→416.4→398.2→387.2→400→378.5→373.8→366.7→357.2→332.7→334.2→334.2→337.2→352.4→377.5→366.1→371.7→345.9→346.5→339.4→340.5→330→325.9→322.6(大納会))。※6月22日の450.3ドルが最高値。
NYダウは、週間で+1,552ドル高となる54,037ドル(※前稿比+538→▲199→▲491→▲263→+1,024→+311→+363→+335→▲165→+452→+1054→▲83→+110→+268→▲216→+1,530→+1,412→+1,338→▲410→▲981→▲944→▲1,476→▲648→▲125→▲615→+1,224→▲207→▲260→▲145→+1122→+247→(大発会))。※2026年7月2日52,904ドルが最高値。
ナスダック100指数は29,722Pと、前稿比+1,448P高(※前稿比+146→▲465→▲1232→+496→+211→▲1288→+770→+678→▲1,375→+851→+357→▲110→+1525→+406→+632→+1556→+1071→+912→▲765→▲483→▲262→▲317→▲52→+279→▲343→▲476→▲53→+76→+237→+560→▲140)であった。※最高値は6月3日30,762P。2025年4月7日に16,542ドルが直近最安値。
さて先週をざっくり振り返ると、欧米ともに株価指数が年初来高値となった。欧州は最強600社の「ストックス600」、米国は「NYダウ」、「S&P500」、「ラッセル2000」。「ナスダック」も高値まで指呼の先であり、どう考えても最高値を更新する流れになると考えるのが普通だろう。SOX指数も節目となる12,000Pを越えてきたことにはかなりの安心感を覚える。
この背景にはS&P500社の企業決算がある。すでに436社が発表を終えたが、86%の企業が予想を上回る業績を発表している。EPS成長率は前年同期比でなんと+51.1%まで伸びている。関税の還付金の特殊要因を除いても+30%を超える見込み。
ちなみに昨年2025年の同期間である2Qの成長率が悪かったわけではない。この期間も前年同月比で+13%位の伸びで、昨年2025年の米国市場は、すべてのクオーターで13%以上15%未満という安定的な伸び方をしたのだ。
これを受けてか? ファクトセット社の2027年度EPS予想は408.8ドルまで上昇、2028年度は、まだ眉唾物だと思ったほうが良いが約460ドルまで上昇している。
この決算を受けて、「S&P」も「NYダウ」も、いまだ指数として最高値を更新できていない「ナスダック100」も、2026年度EPS予想値については最高値を更新してきた。
さて、今週のストラテジーへと移りたい。
株式市場というものは先を読んで株価が動く傾向にあり、現時点だと半年先から9カ月先を織り込んでいく感じだと思ってよいだろう!? ようするに秋になる頃には2027年度EPS予想を意識しながら市場は形成されていくだろう。
そうなるとS&P500指数の予想PERは18倍で7,358P、20倍で8,176P、22倍なら8,993Pとなる。現在のS&P500指数は7,758PであるからPER18.97倍である。足元のEPSは、クオーターが進むたびに上方修正される現状だということも踏まえると、筆者は現在PERが割安だと感じており、控えめに、まずは一気にPER20倍に向かって株価指数が進むと考えている。
株価指数を支えるいちばん重要な柱は「SOX指数」である。これが2026年6月22日も14,655Pを高値に、7月29日に10,445Pまで、▲28.7%と景気後退レベルまで大幅下落して衝撃を生んだのは記憶に新しい。
ただずっと本稿で述べてきたように、そして警戒をしてきたように、あまりにも4月からの上昇が急だったことが、この暴落を生んだのだろう。
今回生成AI関連各社の決算発表をみると、事前コンセンサスを上回り、先行きの見通しも「受注があふれています!」と発表しては暴落するを繰り返していた。代表的なのは「太陽誘電」の決算。「受注の過熱感が警戒されて」という見出しで、株価が11.5%安となったことだ。これをみた筆者は、もはや一瞬笑ってしまったが、ようするに過熱しすぎているから単価も上がって、いまがバブルの絶頂の可能性を感じているという記事なんだろうが。
しかし、幸いなことに7月に大きめな調整を挟んだことで、市場は夏枯れを許さないだろう。筆者はここからサマーラリーとなり、S&P500の株価指数が8,176Pになると信じて動くこととする。ちなみにたった+5.4%くらいの上昇でこの位置には到達する。
その期間で、SOX指数がどこまで戻るかは判断がつかないものの、やはり戻り相場の中心はこのセクターになりそうだと感じている。



