アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

超有名大学TLOで重大トラブル発生

●有名な元教授も関与

TLOとは、「技術移転機関」の英語読み略称。このTLOのトラブルに関する続報だ(前回記事は、ココをクリック)。
TLO法人は、大学の研究者の研究成果を特許化し、民間企業等へ技術移転する仲介を行う。
98年、「大学等技術移転促進法」が制定され、国から助成金が出る等のメリットが出来たことで、この間、全国で40近いTLO法人が誕生している。 さて、問題のTLO法人を仮にA大学TLOとしておこう。
このA大学、わが国を代表する大学だけに、同大学のブランド力に期待し、特許話を持ちかける企業は、他の大学に比べてひじょうに多い。もちろん、ものすごい特許が取れれば、TLO法人にもその10%の手数料が入る。
だが、そんな美味しい特許がそうそう取れるわけがなく、A大学以外のTLO法人はすべて赤字と見られる。
A大学TLOだけがすでに黒字なのは、そのブランド力に期待して協同研究が多数持ち込まれていることから、その研究引受け代が他大学に比べて格段に高いことにもよる。
有り体に言えば、特許化できない、できてもほとんど特許料を稼げないにも拘わらず、多額の研究費だけ分捕っているわけで、詐欺まがいの行為といえなくもない。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧