アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

パシコン内でも、ついに本気で荒木民生代表“追放”へ

●役員有志が8月4日に退任要求も、荒木代表は拒否 本紙・山岡は、パシコンの国内向け建設コンサルタントの中核企業「パシフィックコンサルタンツ(PCKK)」(本社・東京都多摩市。荒木氏代表)内部から最新情報を得た。 それは、事、ここに至っても自浄作用を示せない会社に対する複数の社内有志からの悲痛な叫びだった。 過去の経緯に触れながら述べる。 今年6月22日付けで、社員有志(発起人)が集まり、PCKKの取締役会に、荒木代表自らが全社員の前で疑惑に対する説明会を開けとの「要求書」を出した。この時の役員会は、荒木代表を今年7月には退任させる旨を匂わせ(議事録には記載するなとの命令あり)、それでもって要求書を差し戻させた。 それにも拘わらず、実際には、7月29日のPCKK役員会で、PCKKからの荒木退任は54期末(今年9月末)とする旨の一方的な通告があっただけだった。 こうしたなか、8月3日に例の「毎日新聞」記事が出る。 当然ながら、同記事はパシコン内部を震撼させた。 8月4日、役員有志との話し合いがもたれ、「インターネット記事ではない。毎日新聞に掲載された以上、社会的責任は免れない。退任してくれ!」と荒木代表に迫った。 ところが、荒木代表は「PJN(特別背任疑惑のキックバック額の受け皿会社)はパシコングループとは関係ない会社であるし、PPM(パシコンのグループ会社。荒木氏が代表兼務)も新聞のような事実は無い」と毎日新聞に抗議文を提出し、退任要求を退けた。 ●このままでは荒木代表に会社を潰されるーー社員の悲痛な叫び 新聞を見た発注者からも問合せがあり、自浄作用を社会にアピールすることが会社を救うことだとする説得も、荒木代表にはまったく通じない。 社内では、「このままでは荒木に会社を潰される。何としても荒木を追い出せ」の気運が高まっている。 役員会も、ここに来てようやく事の重大さに気づき、荒木代表と戦う意思を固めた(8月5日組合団交の席の発言)そうだ。 余談であるが、一説によると、“荒木語録”には次の言葉があるそうだ。 「雑巾(PCKKのような大企業)は、大きければ大きいほど絞れば、どんどん水(金)が出てくる、ハハハ」。 また、ODA不正が発覚し、指名停止を食らった「パシフィックコンサルタンツインターナショナル(PCI)」の森田社長解任要求に対しては、「タイタニック船(PCI)の船長(森田社長)を代えても仕方ない」と、PCIを見捨てるような発言すら漏らしているそうだ。 本紙は、PCKKまたPCI社員と思われる人から多くの声援のメールをもらっている。 その一方、取材過程では、建設コンサルタント部門での同社社員に対する高い評価を度々耳にしている。 荒木代表の会社私物化、居座りで、パシコンが潰れるような事態になることは本意ではない。 社内の自浄作用が働くことを期待する。…

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