アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「JX金属」による下請けイジメで、佐賀関精練所(大分市)地区スーパーが倒産寸前

まずは、ともかく冒頭の異様な2枚の写真をジックリご覧いただきたい。
これは、「JX金属」(5016。東証プライム。東京都港区)の佐賀関精練所(大分市)のすぐ近くのスーパー「セキストア」浦上店の建物に出された垂れ幕(冒頭左写真)と、同敷地内の看板(同右写真)だ。
垂れ幕は、JX金属のグループ会社「JX金属精錬」との話し合いが揉め、このスーパーの建物が競売の危機にあるとして、親会社・JX金属の林陽一社長に助けてくれと直訴している内容。そして看板の方は、地元の佐賀関精錬所を経営するグループ会社「JX金属精錬」安田豊社長に対する恨み節といってもいい内容だ。
JX金属は半導体の材料にもなる非鉄金属大手。日立鉱山が源流で、2024年3月期の売上高は実に1兆5123億4500万円、純利益は1074億7600万円という巨大企業。
佐賀関精練所は100年を超える歴史を誇る銅地金精錬工場。銅鉱石と使用済み家電・電子機器などの原料から精錬しており、その過程で副産物として貴金属、レアメタルなどの生産も行っている。200Mの巨大煙突は圧巻だ。
この工場のすぐ近くには社員や地区住民が利用する同社経営の「こうばいかい」というスーパーがあった(下左写真)。だが、ボロボロで人気なく、年間3~4000万円の大赤字だったという。
同地区は関あじ・関さばで有名な佐賀関漁港もある。
同地区は合併で2006年に大分市に編入されたものの、それまで佐賀関半島の先端にある佐賀関町だった。大分市中心部から離れており(右端写真)、現在も同地区は過疎化が進んでいる。
そんななか、JX金属側から話を持ちかけられ、佐賀関地区活性化のために乗り出したのが、冒頭の看板で、JX金属に直訴している地元企業「TNジャパン」(大分市。佐藤寿徳社長)。
ボロボロだった前のスーパーを、自前で2階建てのきれいなスーパーに建て替えたのが2021年3月のこと。新鮮な食材も仕入れ、以前はスーパー利用者は2万人(年)程度だったのが現在は15万人にもなり黒字化しているという。
それがなぜ、このスーパー建物が競売危機というのか?

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

Already a member? こちらからログイン
関連キーワード
検索

カテゴリ一覧