アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「エルアイイーエイチ」代表解職の福村氏が参院選出馬のトンデモ理由

 本紙では7月4日、「エルアイイーエイチ」(旧「東理ホールディングス」。5856。東証スタンダード。東京都中央区)の代表取締役だった福村康廣氏(68)が参院選(東京選挙区)に出馬していたことを報じている
それも無所属ではなく、「世界平和党」なる実態不明の政治団体党首としてだが、出馬の理由が不明だと。
ところが、その後、情報が入り、トンデモない理由で出馬していると思われるので、追加で報じることにした。
その前に、前回記事の一部を訂正し、その誤りをお詫びしておきたい。
福村氏はエルアイイーエイチだけでなく、「エス・サイエンス」(5721。東証スタンダード。東京都中央区)の実質、筆頭株主と報じたが、それは誤り。
本紙がそう報じたのは、福村氏個人がエルアイイーエイチの筆頭株主であると共に、そのエルアイイーエイチがエス・サイエンスの21・9%の筆頭株主だったからだ。
だが、この21・9%の株式は今年3月11日、市場外で、「KAY LEO BROTHERS LIMITED」なる東アフリカ沖のインド洋に浮かぶセーシェル共和国に本社を置く正体不明の投資事業会社(事実上のオーナーは日本人)に約2億円で売却され、エス・サイエンスはエルアイイーエイチと無関係になっている。
ほぼ同時期、“青汁王子”と言われた三崎優太氏も4・59%の株主に。その後、エス・サイエンスの株価は急騰(右横写真)。三崎氏も、KAY LEO BROTHERSも4月23日までに15%ほどを売却しており、共にかなり儲けたようだが、その件は別の機会に報じる。
長年、エス・サイエンスはエルアイイーエイチの持分適用会社だったのに縁を切ったのは、福村氏はパワハラや公私混同ぶり(有体にいえば特別背任疑惑)で昨年8月にエルアイイーエイチの代表取締役を解職(年末に取締役も解任)。そして同じ昨年8月、エス・サイエンスの代表も取締役も去るなか、エルアイイーエイチ現経営陣がエス・サイエンスとの関係に見切りを付けたということだろう。

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