アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(433回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(6月23日~6月27日)

プロフィール 投資歴26年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は、38,403円と前稿比+569円(※前項比+92→ ▲223→ +805→ +594→ +251→ +672→ +1125→ +976→ +1144→ ▲195→ ▲3339→ ▲557→ +624 →+166 →▲269→▲1621→ ▲372→ +362→ ▲785→▲360→+1481→▲739→▲705→+193円(大納会))となった。

週末金曜日はイスラエル・イラン問題に解決のめどが立たないまま、米国トランプ大統領は「2週間の期限を切り参戦を辞さない」との発言があったり、さらには対中半導体規制を一段と強化するとの発言を行ったが、日経平均先物は38,380円と小動きで引けている。2025年の最安値は4月7日(月)30,793円。2024年8月5日は31,156円のフラッシュクラッシュがあった。

ドル建て日経平均の終値は264.1ドル(※264→262→263.8→259→260→257.9→253.8→248.5→244→233.3→231.3→246.3→252→249.3→250→247.7→257.7→256.5→255.8→255.8→257.3→247→247.5→252.6→246.7(大納会))。こちらは今年の最高値は264.9ドルを最高値。最安値は4月7日に211.2ドルがあった。

NYダウは、週間で+9ドル高となる42,207ドル(※前稿比▲565→+493→+667→▲1052→+1406→▲68→+1203→+972→▲1071→+1898→▲3269→▲401→+497→▲1314→▲1039→+413→▲1,118→+243→▲242→+121→+936→+1550→▲794→+151→▲259)。※最高値は2024年12月5日の45,074ドル。※4月7日に36,612ドルが直近最安値。

ナスダック100指数は21,626Pと、前稿比-5P安(※前稿比▲131→+421→+425→▲512→▲1367→▲42→+670→+1175→▲702→+1562→▲1,883→▲473→+49→▲496→▲683→▲730→▲501→+624→▲23→▲296→+333→+594→▲450→+183→▲175)であった。※4月7日に16,542ドルが直近最安値。

先週は、気が付けば日経平均株価が38,000円の節目を大きく超える39,000円に急接近していたし、そもそもドル建て日経平均株価指数をみると年初来高値圏である。いったいぜんたい何を根拠に、この日本市場のリスクオンが起こっているのか?

まず、その原動力となっているのは海外勢の日本株への投資のようだ。6月2週目現在プレミアム市場において、現物+先物の合計での買い越しは8週連続となり、3兆7484億円もの額になっている。

正直、世界各国の戦争の行方は不透明。ロシアのプーチン大統領が言うように第三次世界大戦の危険を感じるし、そして経済においても米国との関税交渉がまったく進展を見せない中、その最中にトランプは次々、新しい追加関税を発表し続けるサイコっぷりを発揮しているんだが…。

正直、筆者の脳みそでは、現在の株式市場は安心して買える状況にないと本能の部分が拒否反応を示しているしだいで、その中で無理に投資をし続けることがかなり苦痛になってきている…。

また空前絶後の規模の【企業による自社株買い】を先回りしようとする流れがでているかもしれない、とは感じるところ。例年、7月&9月の自社株買いは年間で最高水準となるうえ、本年2025年1~5月は前年同期比で+2割も自社株買いが増え、すでに12兆円規模となり過去最高とのことだ。1カ月に均しても2.4兆円の買い需要があれば株価が弱いわけない。

また、実際のところ米国の関税政策も、トランプが不必要に吠えるだけでそこまで経済状況に深刻に作用しない、との経済評論家のご意見もある(※これは筆者には理解できていないが…)ので、それを織り込みにいく流れもありそうな気も?

しかし、残念にもピントがずれまくった先週の筆者は、日経平均株価の先物の売りポジだけを意識して持つようになっていた(※先々週の売り玉の持ち越し分は、月曜日の先物の寄り付きで決済。一時約100万円の利益だったのに涙)。

それは特に水曜日の後場引け後、日経先物39,000円に到達する勢いだったことでINしやすいタイミングだったこともある(※39,000円以上となれば損切りするつもりだった)。また木曜の夜は米国が休場だったことも、ここからの売りは入りやすいと感じていた。しかも入ったタイミングはバッチリで、売り玉を購入した瞬間から下がり出し、その後、その夜のFOMCを前にしてS&P500指数が6,000Pを割ってきたため、ここで追撃の空売り玉を持つことができた。
そしてこの取引(※相場が強気局面での売り玉保有)には、大きな勝算があるように感じていた。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
なんと日曜日のAM8:50。「2週間はイランの出方(対応)を待ってやる」と公言していたはずのトランプ大統領が、イランの核施設3カ所に大規模軍事攻撃を仕掛け、やったぜ!大成功に終わったぜー!とSNSにアップした。あなたは目立ちたがりのユーチューバーさんなんでしょうか!?

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