アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>福賀中の兜町アンダーワールド(73)「先週の仕手株情報」

先週の仕手系株は荒れた動きが多かった。
中国筋が関与の「北日本紡績」(3409。東証スタンダード。石川県白山市)は231円まで買われ、先週末は181円。なお多くは信用ではなく現物で買い上がったので、売らずに長期保有の可能性がある。なお、数年前に同銘柄と同時に買い集めていた「オリエンタルチエン工業」(6380。東証スタンダード。石川県白山市)に今回は動きはないようだ。
また、「フーバーブレイン」(3927。東証グロース。東京都千代田区)が4月安値488円から933円までの大幅高となった(冒頭写真)。昨年4月612円から昨年7月11日1315円まで上昇。当時の再来となっている。実は前回と同じ仕手筋によるものだ。そして昨年仕掛けた時の玉は保有したままだという。長らく低迷していた時期もあったが、平均すると含み益だろう。しかし、イナゴ投資家は急落時に損切りしたはずだ。この詳細は後述。
さて、前回も触れたが、当局による中国系仕手筋の調査が続いている。しかし、調査は局地的で摘発には至らないというのが筆者の予想だ。この件も後述。
ところで、株式投資とはまったく関係ない話で恐縮だが、筆者は先週、新潟の燕三条~豊栄にかけての水田を見学して来た。見渡す限り田植えの終わった水田が広がっているが、所々に耕作放棄されたであろう土地が広範囲に見られた。新潟米はブランド力があり高く売れる。後継者不足なのだろうか? コメ価格急騰で農家の所得が増えることは良いことだが、消費者にとっては痛い。ドンキが指摘していたが、中間業者が多い時は5社あるため、中抜きされているため高いという。農家⇒農協、その後に卸業者が5社もあれば安くなるはずはないし、農家への恩恵もわずかだろう。日本の農業を守るためにも中間業者を減らすべきだろう。農家の所得が増えれば、後継者不足も解消するはずだ。

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