米国トランプ政権の迷走政策による金利上昇などにより、暗号資産(仮想通貨)の「ビットコイン」が最高値をつけている。
案の定、事業業績の乏しいわが国ハコモノ上場企業はこぞって暗号資産購入のIRを発表して来ている。コロナ禍の時は、消毒液始め予防薬開発などのIR、電力不足になれば太陽光発電関連と、株価が上がりそうなネタがあれば即飛びつく。しかし、ずっと赤字の企業が暗号資産といっても借金や増資での購入だ。それでもイナゴ投資家は飛びつくから、仕手関係者にとってはちょろいものかも知れない。
さて、そんな中、暗号資産とはこれまでまったく無関係なはずのアパレル企業が近々、暗号資産に関するIRを発表するというのだ。
その噂で先々週の金曜日~先週木曜日までそのアパレル企業の株価は大幅高。先週木曜には購入した暗号資産の時価総額が〇〇億円になったとの噂が流れ年初来最高値。しかし、その噂の翌金曜日は一転大幅安。筆者に入って来た情報では、仕手関係者は水、木、金と売っていたというのだ。銘柄名は後述とする。
話は変わるが、「北日本紡績」(3409。東証スタンダード。石川県白山市)がこの3カ月で株価が約2倍にも上昇している。数年前に中国系仕手筋が買っていたが、直近の買いも同じ中国系仕手筋だという。前回は北日本紡績と「オリエンタルチエン工業」(6380。東証スタンダード)を同時に買っていたが、こちらは閑散。なお両社とも本社は石川県白山市であることから、買い集めて統合させるとの噂もあるようだ。
しかし、金融当局はようやく中国仕手筋に強い態度で臨むことを決めたようだ。