アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(416回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(2月17日~2月21日)

プロフィール 投資歴26年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週の金曜日の日経平均株価の終値は39,149円と前稿比+362円(※前項比▲785→ ▲360→ +1481→ ▲739→ ▲705→ +193円(大納会))となった。その後、日経平均先物は39,110円と小動きで引けている。
ドル建て日経平均の終値は256.5ドル(※前稿255.8→ 255.8→ 257.3→ 247→ 247.5→ 252.6 →246.7(大納会))。
NYダウは、週間で+243ドル高となる44,546ドル(※前稿比▲242→ +121→ +936→+1550→▲794→+151→▲259)。※最高値は2024年12月5日の45,074ドル。
ナスダック100は22,115Pと、前稿比+624P高(※前稿比▲23→ ▲296→ +333→ +594→ ▲450→ +183→ ▲175)であった。

さっそくストラテジーへと移りたい。今週は、日米ともに決算が一巡し材料難となる週である。ただここまでの決算をみるに、S&P500株価指数は75%までの企業がコンセンサス予想を上回り、もともと2024年4Qは前年同期比+9.6%(※決算前は+8%くらいだった)予想だったところ、現時点での着地は+15.2%となっている。米国主力企業の決算はすこぶる好調だということだ。日本に関しても2024年度4~12月期決算の純利益が、2年連続で過去最高を更新したとの日経報道が週末にでている。
そうとなれば、全体相場の浮上(株価上昇)を期待したいところだが、先週の米国市場をみるに、マグニフィセントセブンが+2.1%の株価上昇だったところ、ナスダック100指数は+2.9%と、これはけっこう珍しい逆転現象が起こった上に、同指数は史上最高値近辺まで上昇してきている。

具体的にマグニフィセントセブン銘柄の年初来騰落率をみるに、素晴らしいのは現在20連騰中で+24.9%となっているメタ社だけ。これ以外の主力どころをみると、マイクロソフトは-4%、アルファベットは-2.8%、テスラは-8.8%、アップルは-1.7%、アマゾンは+3%、エヌビディアは+2.1%といや~な株価推移を辿っている。

これは単純に「資金循環の勝利!!」だとのんきに考えてよいのか? 見方は非常に分かれるところだ。なんたってS&P500のなかでマグニフィセントセブンが占める割合は3分の1。ここが株価指数をけん引しないで、果たして全体相場が持つのだろうか!?

ただ日本株に関しては、決算を終えて明確に割安感がでてきているといっていい状況だ。日経平均株価指数のEPS予想は、1月31日時点から2月14日までに約100円の上昇(※足元のEPS予想は2,547円)となり、現在の予想PERは15.37倍である。米国株がこのまま高値推移ができるなら、さすがにPER16倍まではありそうで、そうなると日経平均株価指数40,752円は射程圏内だといえるだろうか!? まぁ、これも為替しだい、という思いもあるが、逆に「ドル建て日経平均株価」を見ると、259ドルライン(※現在256.5ドル)が接近してきており、これを越えるなら日経平均株価指数よりも先に上に突き抜けそうにみえるのだ。よって筆者は、今週は強気で攻める方針だ。

特に先週末に決算を出して非常に好感触を覚えた「ダイフク」(6383)に注目している。筆者は同社を、トランプ大統領の推し進める移民排斥銘柄として注目していたが、どうも本格的に北米市場の需要が膨れ上がってきているようだ。週明け月曜日、米国市場が休場なことで、相場が過熱する可能性も低く、非常においしく思えるので安寄りするなら注目を高めたい。

また、データセンターを冷やす空調関連メーカーで「新晃工業」(6458)も注目度は高い。高配当銘柄でもあるため、3月末までに現在水準よりも下になる可能性を感じないでいる。

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