アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<新連載>福賀中の兜町アンダーワールド(51)「2024年締めの仕手株情報」

まず初めに、何度も警告して来たことだが、連日、投資詐欺事件が報じられている。金融庁が認可を受けた投資顧問以外は有料での投資指南は違法である。銘柄紹介、売買指示、投資相談等は無料でないと違法だ。ましてや預託(資金を預ける)は違法中の違法である。
何年経ってもなくならないということは、投資家も違法性を認識するも、欲が上回っているということだろう。有名評論家などが有料noteを売っているが、これはグレーゾーンだ。売りたければ助言業の認可を受けることだ。そんな連中を起用するマスコミ、証券会社等にはモラルがないのかと呆れる。
さて、一口に仕手筋といっても、現物で時間をかけて浮動株を吸い上げる本物もいれば、信用買いで短期狙いの成り切り仕手筋もいる。そして、今年は後者の信用仕手筋に惨敗が散見された。
SDSホールディングス」(1711。東証スタンダード)は8月の急落(冒頭写真)で、仕手筋は大損を被った。信用で目一杯買っていたため、仲間内で揉めたりもしたようだ。その後のいきさつを書くと大受け間違いなしだが、残念ながら情報元との約束で暴露はできない。一言付け加えると「金持ち自慢は疑え」。
また先週は、「REVOLUTION」(8894。東証スタンダード)が急落(右横写真)。上方修正出る出る詐欺だったが、実際に24期10月期こそ黒字だったものの、翌25年10月期は赤字予想で嫌気。出る出る詐欺ではなかったともいえるが、結果は急落。
なおXやY板見て買ったはいいが下落したからといって、投稿者を批判するのは止めるべきだ。引っかかる自分の投資センスを反省すべき。他人への責任転換では、いつまでも投資実績は向上しないだろう。

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