アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<記事紹介>「いつでもどこでも起こり得る高齢者への『経済的虐待』」(筆者:本紙・山岡。『ベルダ』24年10月号)

 高齢者の自宅を訪問していた介護従事者などが、室内にあった財布からおカネを盗んで逮捕といった記事を見たり、ニュースで聞いたことがある人はほとんどではないだろうか。
ただし、そういうことを知っても、一部の不良従事者の犯行で、そんな者はどこの世界にもおり、ほとんどの人は真面目に働いているという認識が大半ではないだろうか。
本紙・山岡は会員制の月刊総合情報誌『ベルダ』(発行・ベストブック)で、「狙われるシルバー世代」という連載を3Pで実に約20年やっている。
今回はこうした高齢者への「経済的虐待(窃盗など)」について、その現場に詳しい者に話を聞いてまとめたもの。
結論をいえば高齢者、それも1人暮らしで、しかし、まだ自分は大丈夫と思っている要支援1・2、介護1の人がもっとも狙われやすく、大丈夫と本人は思っているが、実際は記憶力の低下などでいいカモであり、介護者、お手伝いさん、常連の買い物や薬の届出人、タクシー運転手などで、その1人暮らしの高齢者が金目のものをどこに置いているか把握している者は多く、そういう状況故、いつ誰が窃盗などしてもおかしくないし、水面下の被害は山ほどあるという。
本紙・山岡にその具体例まで語ったくれたのは、それ故、1人暮らしから高齢者施設など第3者の”見守りの目”のあるところへの転居を勧めている仲介業者で、したがって、転居希望者自身から転居決断に至った具体的な被害ケースをよく聞いているからだ。
①家の中が不必要な手すりなどの補助具で溢れている、②カギを預けていたらトラックで金目のものを軒並み運び出された、③自宅を勝手に売られそうになり、介護施設に入れられた、④40歳差の結婚未遂疑惑(高齢者常連タクシー運転手による)、といった具合。
唯一の対策は、1人暮らしを辞めること。

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