アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<本の紹介>『北の酒蔵よ よみがえれ』『薬草を食べる人びと』が同時刊行

 共同通信記者で、本紙・山岡の友人である垂見和磨氏が、この10月1日、『北の酒蔵よ よみがえれ! 国を動かした地方創生蔵』と『薬草を食べる人びと 北アルプスが生んだ薬箱のまち 飛騨』の2冊を刊行した。『家庭画報』で知られる世界文化社が“究極のまちをつくる”シリーズを開始、その第1弾、第2弾として同時発売された。
「北の酒蔵よ よみがえれ!」は、北海道に酒蔵ブームを巻き起こした新規参入会社「上川大雪酒蔵」を取材。 元・野村証券マンが酒造りの新規参入を阻む国の政策にあらがい、過疎の町・上川の住民と協力して酒蔵を立ち上げ、さらに酒蔵を軸に農業、教育、産業を再生させた経緯が明らかに。
「薬草を食べる人びと」の舞台は、北アルプスのふもとに245種類もの薬草が自生する岐阜県飛騨市。生活習慣病に悩む住民たちが薬草を採取し、食や暮らしに取り入れてきたが、薬草は住民の健康づくりに一役買うだけでなく、交流人口や観光、商品開発につながり、経済効果ももたらしたという。
いま日本が直面する最大の課題は少子高齢化だ。過疎の進む地方の維持・再生のヒントが、この二冊にありそうだ。

〇『北の酒蔵よ よみがえれ! 国を動かした地方創生蔵』(Amazon)

〇『薬草を食べる人びと 北アルプスが生んだ薬箱のまち 飛騨』(Amazon)

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