アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(390回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(8月5日~8月9日)

プロフィール 投資歴25年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は35,910円と、前稿比-1,757円(※前項▲2397→▲1127→ +279→ +2329→ ▲13→ ▲219→ +134→ +196→ ▲158→ ▲141→ +558→ ▲7→ +301→ +867→ ▲2456→ +532→ ▲1377→ ▲519→ +2181→ ▲982→ ▲222→ +812→ +612→ +1590→ +739→ +407→ ▲212→ +386→ +2200→ +208→ +198(2023年12月4週))となった。
その後は、米国市場で「7月雇用統計」が発表され、【失業率が4.3%】というヘッドラインが流れると、ワープするように為替が円高に。そして世界の株価は崩落しだした。金曜日深夜の日経平均先物は34,350円の最安値があっての、34,800円でなんとか引けているが、買いが弱いようでまるでリバウンドする気配がなかった。※本年高値は7月11日の42,427円。
NYダウは、週間で-852ドル安となる39,737ドル(※前稿比+301→ +288→ +624→ +257→ ▲31→ +561→ ▲210→ +113→ ▲384→ ▲933)。本年最高値は7月18日の41,376ドル。
ナスダック100は18,441Pと、前稿比-582P安(※前稿比▲499→ ▲809→ ▲61→ +710→ ▲18→ +40→ 659→ +464→ +271→ +262)。2024年7月11日20,691Pが最高値。

まずは先週の相場を筆者目線で振り返ってみたい。
月曜日(※日経平均+801円高)。
NYダウやS&Pは、これまで50日線を下回ると、とたんに下に行きやすい傾向があったため困ったなあと思っていたら日経平均が反発。ただ、売買代金が3兆9682億円と少なめだった。

すると火曜日(日経平均+57円)。
比較的ここまで強かった「東京エレクトロン」だが、弱かった「レーザーテック」、「スクリーンHD」も寄り付き後下げた後、AM10時くらいにはプラマイゼロ圏になる。この辺りではそろそろ底入れが近いなあと楽観的に思っていたこの時は! ただ、最終的に半導体株は弱めに推移してマイナス基調だった。売買代金は4兆1668億円と普通。

そして水曜日(※日経平均-576円安)。売買代金は5兆5335億円。
生成AI半導体のリーダー株の「エヌビディア」が、昨晩のNY市場で103.7ドルまで下落したことを朝イチに知る。筆者は、同社株が106ドルを下回った場合、雲や75日線の下抜け、そして先々週木曜日の最安値を抜けた新安値になることで、そうなったら無条件で半導体株から手を引くつもりであったが、なんと「AMD」が好決算となって時間外のPTSで+6%。「エヌビディア」の株価も強く上に戻っていた。なんだよぉ。驚かせやがってと、独りごちてしまった朝であった。
すると日本半導体各社も寄り付きが最安値になりリバ気配。「東京エレクトロン」は、27,880円から28,000円台にリバウンドし始めたため、会社員としての仕事モードに。
また、昨日の深夜に日銀金融政策でのリーク報道が日経、時事通信、NHKと3媒体あった。特に日経の記事は子細まで書いてあり「観測記事のレベルを越えている」と感じたが、そもそも利上げに関しては検討中だと記されこれまでのように決定事項であるとは書かれていないため、為替対策(ドル円)もあるから、利上げも視野に入れて(※実際はやらないけど)書いてきたのかな!? と感じていた。
すると当日の13時になっても、日銀政策決定会合の結果が出てこない。この時に、だいたいPM12:30を越えたタイミングで、分かりやすい円高の波がきたこともあり、筆者も利上げの可能性を感じたが、もう時はすでに遅し。
ちなみに14時半くらいに、「中国への先端半導体規制で日本は除外!」の報道がされ、半導体株は爆騰となっていたが、為替があまりに強烈に動くものだから目が釘づけとなり、株を見たのは大引け後だった。
まぁ、見ていたとしても売らなかったとは思うが、「東京エレクトロン」は32,000円台まで上昇しており、筆者の持ち株はALLプラス圏であった。

木曜日(※日経平均-975円安)。売買代金は6兆832億円。
昨日の夜のFOMCは、パウエル議長が利下げに踏む込んだハト派発言をしたが、株式市場は特に好感した様子がない。そう、これに筆者はもっと敏感に反応すべきだった。これまで利下げ期待が強くあってこそ、S&P500やナスダックやSOX指数は上がっていたのだ。あとから振り返ると、ここが分岐点だったようで悔やまれる。そして東京時間のこの日、半導体株は、もっというなら筆者保有の「東京エレクトロン」は小幅安であり、まだ余裕のプラス圏であった。
そして木曜日の夜、謎の急落を開始する米国株と日経平均の先物。PM10:30に米国時間がくると、そのまま大崩れとなる。これをみて筆者は「そうか!市場は景気後退を恐れているのか!」とようやく腑に落ちたものの、ここまでですでに日経平均株価指数としては4000円を越える調整となっており、先物売りも敢行せず。この日のプレミアム市場の売買代金も6兆円を越えて大商いであり、売りたい人は売ったかな?と考えてしまっていた。

金曜日(※日経平均-2,217円)売買代金6兆6430億円。
久々に、朝から監視銘柄のほとんどが寄りつかない。しかも、最低なことに。本業(仕事)の関係で、この日は朝からPM8時まで、ほぼ携帯で株価を見ることができず。ただ夜に株価をみても、寄り付きが最安値に近く、リバウンドこそ大してしていないものの、これはセリクラになっているな!という感覚があった。
しかし、夜に仕事が終わって世界の株価をみて愕然とする。まったく米国市場がリバウンドする気配がなく、日経平均先物がみるみる落ちていくではないか。結局、極めてリバウンド気配が弱いまま、そのまま週末の米国市場は大引けを迎えた。
さすがに週明けはリバウンド気配を見せてくれそうだが、日経平均先物は金曜日の大引けから-1,100円もの暴落となっているからして、週明けがくるのがかなり怖い。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
まず月曜日が、ものすごく重要な日となる! AM8:50に「日銀会合議事要旨」が発表される。

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