アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「ナガセ」FC予備校経営会社社長の不倫、利益供与疑惑

「東進ハイスクール」、「東進衛星予備校」を展開。また、傘下に中学受験塾「四谷大塚」を持つ「ナガセ」(9733。JQ。東京都武蔵野市)――その東進衛星予備校の大手フランチャイズ(FC)加盟企業社長の不倫、利益供与疑惑につき告発があったので報じる。
ナガセといえば、本紙では2017年、やはり東進衛星予備校のFC加盟企業で、当時、最大手だった「モアアンドモア」(横浜市緑区。柏木秀信社長)の民事再生の件を取り上げたことがある。
結論をいえば、共に野村證券OBだったナガセの長瀬昭幸社長(冒頭右写真)とモアアンドモアの柏木社長は、FC加盟するかなり前からつきあいがあり、長瀬社長は、モアアンドモアが倒産したら同社の東進衛星予備校生徒(約2000名)が困るからというより、儲けが大きいので、破産するつもりだった柏木社長を強引に説得し、民再といいながら、実質、タダ同然でモアアンドモアが経営していた38校をナガセが直営校として乗っ取るという、教育産業の雄としていかがなものかという実態を報じた。
とはいえ、柏木社長の方も、モアアンドモアは債務が表の約20億円に加え、それより大きい簿外債務が柏木氏の私的流用分など約26億円もあり、その簿外債務のかなりが闇金からのもので、その整理の件を関東の有力組織トップに相談し、利益供与していたという疑惑も出ていた。
要するに、2人共、教育産業に従事する者として疑問を抱かざるを得ない正体が見え隠れしていたことを3回に渡り報じたものだった。
これに対し、今回の疑惑も、不倫に加え、タイトルのように、これまた関東の有力組織幹部への利益供与疑惑が出ている。
いくら予備校とはいえ、教育産業に関わる者が不倫はさすがにマズイだろう。しかもW不倫だ。その上、不倫を知った相手女性の夫が抗議、示談を拒否したところ、あろうことか、関東の有力組織幹部を使って無理やり示談を飲ませようとしたとんでもない疑惑もあるのだ。

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