アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(369回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(3月4日~3月8日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は39,911円と、前稿比+812円(※前項+612→ +1590→ +739→ +407→ ▲212→ +386→ +2200→ +208→ +198(2023年12月4週))の上昇となった。
週末金曜日の日本市場では、先物で一時40,000円を達成し、その後米国時間となり、先行きの見通しの悪い経済指標が発表されると、金利引き下げを期待するような展開となり日経平均CFDは40,174円まで上昇して引けている。
直近安値は2023年10月4日に30,488円(※30,269円がCFD最安値)。2023年の高値は6月16日の34,003円。

NYダウは、週間で-45ドル安となる39,087ドル(※前稿比+504→▲44→+18→+545→+245→+271→+127→+80→+81)で引けた。
ナスダック100は18,303Pと、前稿比+365P高(※前稿比+252→▲276→+319→+222→+107→+481→+527→▲471→+154)。こちらは最高値に。2023年の高値は11月22日の高値16,212P。

まずは先週の相場を筆者の取引を通じて振り返りたい。
●2月26日(月)日経平均+135円
ラジオ日経からは、AM9:15に9000億円台の売買代金、AM9:30に1兆3000億円台突入、との景気のよいアナウンスが聴こえてくる。ただ、物色の対象が先週金曜日の日経平均+837円時と比べるとガラッと変わった印象。大型の半導体株が一服し、これ以外であるトピックスが強いイメージだ。
筆者は前稿で記した通りに、朝イチにマザーズ先物を成り行きで大きめに買った。この投機玉は750Pで掴んでしまっており、寄付の現物は747Pスタ-トと早くも含み損状態。しかも743Pまで押してしまい、ただ、損切りをどうしようか悩んでいる間に上昇を開始し、終値は764Pとなった。
また前場に「ヤマエグループHD」(7130)を打診にて購入。増資で下げて、その後決算で少しの弱めな進捗だっただけで叩き売られていたのだ。そもそもM&Aで伸びている会社で、グロース系とも思える成長力を有しているのに、PERが7倍ちょっと。全国展開のピザハットを子会社にもっているので、優待などを発表すれば株価は一変しそうだ。
この日は「住信SBI」、「IS米国債券」、「グロース先物」、「新日本化学」、「タムラ製作」、「トレックスセミ」が強く、唯一「あおぞら銀行」だけが弱く、筆者のPFで目立ってしまっていた。
しかし、AM10:00に1兆9000億円の出来高だったが、この程度の売買代金の推移で、この日は5兆1119億円の売買代金。もう5兆円の売買代金はキープしてくれないと、弱い相場となりそうなので注目していきたい。

●2月27日(火)日経平均+6円
PM12:40。後場が始まった時点で、-2%ほど下げていた「あおぞら銀行」株。筆者の損益も少しの含み損になっていたので、損切りしようかと携帯を手にしたら、そこからスルスルと上に上昇し始めた。特にこの数分で売買代金も増えていないんだが!? 売りが引っ込んだのかな!? そう感じた筆者は「あおぞら銀行」をナンピンすることに。ナンピンした一番の理由は、単純に損切りが嫌だったから。ここから少しでも収支をプラスにして処分できたらいいな、という考えだ。もともと「あおぞら銀行」は、とある情報筋から、まだ顕在化していない悪材料がでそうだ、という話を聞いていたから決済するつもりでいた。

●2月28日(水)日経平均-31円
「あおぞら銀行」株であるがこの日も強く、じゅうぶんな利益が確定したと判断しリカクした。この日も同社の出来高自体は増えていないから、明日も上昇するとはまったく予見できなかったのだ。また日経平均は火曜日、水曜日と出来高が4兆円台になっており、日経平均4万円到達は来週のSQあたりかな? よってそこまでは一服する可能性が高いかな? と漠然と考えてのことだ。
すると、場が終わった直後、村上ファンドが5.4%の大量保有報告書を出してきた。「あおぞら銀行」は、もう1日待って売れば爆益(涙)。

●2月29日(木)日経平均-42円
「あおぞら銀行」は朝イチストップ高気配で、寄付は2,899円の前日比+15%で始まった。
挙句の果てに、日本時間が終わって、東証発表の「海外勢の売買動向」(※テクニカルの項で後述)をみると、海外勢がグロース株を大量売り越しになっており顔が蒼ざめる。
この発表のせいか? 欧州時間に一回崩れたグロース先物も、夜には765Pラインを回復したため、逆にこれは大丈夫と信じてグロース先物を追加購入。グロースの先物は、大量保有して大負けした苦い記憶がよぎったが。

●3月1日(金)日経平均+745円
あまりにも自然に、売買代金も5兆円程度で、あっさり日経平均先物は4万円をタッチしてしまい、その後もまったく大崩れしそうな荒々しい雰囲気をみせない。これは、ものすごく意外だった。よって筆者は日経平均先物の空売りはせず、グロースに関しては現在追加した状態で考え+15Pくらい上昇している。これは今週末のメジャーSQまで持ちきる方針にしようかと考えている。
また夜の米国時間に、「ISM製造業景況指数」が予想を下回り、インフレ懸念が低下している。これは筆者には嬉しい。
この結果、現在の筆者の持ち株は以下である。

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