アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<復活!!>『田沢竜次の昭和カルチャー甦り』第116回「日比谷野音の100年」

 日比谷野外音楽堂が100年を迎え、今年の10月からは改装でしばらく使用できなくなるらしい。野音といえば伝説的なコンサートや集会・デモ関係でもドラマがたくさんあって、こちとらも高校生の頃からジジイの今まで何かと行きつけの店みたいな存在だよ。
 こないだニュース番組で特集をやっていたけど、たとえば1984年の8月、「アトミックカフェ」という反核をテーマのコンサートで、あの尾崎豊が7メートルもある照明設備から飛び降りて足を骨折しながら歌い続けた映像が流れていた。それからキャロルの解散コンサート(75年4月)では、爆竹の火が舞台にあった発泡スチロールに燃え移り炎のなかで演奏するシーンも凄かった。キャンディーズが歴史的な解散宣言をしたコンサート(77年7月)も野音だ。ちなみに前回取り上げた八代亜紀とトラック野郎のコンサート(77年夏)も野音だった。
 高校~浪人時代の頃に時々行ったのが、「10円コンサート」とか「99円コンサート」とか銘打ったロックやフォークのフェスで、それなりに大物が登場していた。面白かったのは、マリファナ解放戦線という黒ヘルグループがステージの上で気に食わないバンドと乱闘になったり、日本ボンド党という変な連中が壇上で演説してボンドやシンナー吸ったりハプニングも続出。こういうのは100年史でも無視されているかもね。それと全共闘と70年安保の季節、野音はロックフェス以上にフィーバーした場所だったのだ。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧