アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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安倍洋子氏死去で思い出される、北海道巨大霊園の「洋子」観音像

安倍晋三元首相の母で、岸信介元首相の娘でもある安倍洋子氏が2月4日に亡くなった(享年95)のは大手マスコミ既報の通り。
夫の安倍晋太郎元外相を支え、安倍晋三元首相を育て上げた功績を讃える記事が目立つが、安倍元首相の疑惑をウォッチして来た本紙としては、真っ先に思い出されるのは、北海道一の規模を誇る霊園の疑惑に洋子氏も関わっていたことだ。
その象徴が、この霊園に立つ巨大な「洋子」観音像(右下写真)。
洋子氏が寄贈したと謳われている。
それだけでなく、洋子氏はこの霊園の理事に就いていたこともあった(その後に、安倍元首相の元政策秘書が就いてもいた)。
また、霊園には洋子氏の夫・安倍晋太郎元外相の名前が入った「甦れ北方領土」という石碑も立っている。
疑惑が出た当時、この霊園を所有していたのは北海道の政商と言われた人物。そもそも安倍晋太郎氏のスポンサーで、バブル時代、ゴルフ場とテナントビルを経営していたが、バブル崩壊で率いていた企業グループは軒並み民事再生法申請など実質倒産に。そんななか、唯一残ったのがこの霊園だった。
もっとも、この政商、グループ会社のめぼしい資産の多くが、実質、倒産する直前に、過去、山口組後藤組(解散)組員と一緒に逮捕され、後には安倍昭恵夫人とも接点を持つ人物の企業グループに売却されていた(この人物も霊園理事になっていた)。そして、その買取り資金はこの霊園側から出ている疑惑もあった。
そうしたことから、東京地検特捜部が詐欺再生などの疑惑があると見て内偵したことがあった。しかし、安倍元首相のダミーとしての洋子氏の理事就任などが効いたのか、結局事件化せず。

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