アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(355回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(11月20日~11月24日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週の日経平均株価の終値は33,585円と、前稿比+1,017円(※前項+618→ +958→ ▲267→ ▲1057→ +1321→ ▲863→ ▲545→ ▲1131→ +926→ ▲104→ +1087→ +173→ ▲1023→ +280→ ▲566→ +455→ ▲84→ +3→ ▲801→ +408→ ▲925→ +1441→+741→ +608→+108→ +1420→ +231→ +301→ +292→ +71→ +975→ ▲523→ +656→ +51→ ▲810→)の3週連続高となった。
また、日経平均CFDは33,493円の小幅安で引けている。※直近安値は30,488円(※30,269円がCFD最安値)※CFD高値は2023年6月16日の34,003円。
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、2,391Pと先週比+54P高。

NYダウは、週間で+664ドル高となる34,947ドル(※前稿比+222→ +1643→ ▲709→ ▲543→ +262→ ▲100→ ▲456→ ▲654→ +41→ ▲261→ +501→ ▲154→ ▲780→ +216→ ▲394→ +231→ +719→ +774→ ▲673→+681→ ▲572→+422)。高値は8月2日35,679ドル。
ナスダック指数は、週間で+327P高となる14,125P(※前稿+320→ +835→ ▲340→ ▲424→ ▲24→ +212→ +7→ ▲496→ ▲54→ ▲270→ +441→ +300→ ▲354→ ▲264→ ▲408→ +284→ ▲80→ +452)。直近最安値は2022年10月13日の10,089P。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-37.8%のドローダウン。

さて、先週をざっくり振り返る。
まずは先週の一番の注目経済指標は、14日(火)「米国10月消費者物価指数CPI」。これが市場コンセンサスよりも0.1%ほど低く出ると、インフレ減速の気配とともに、FRBが「もう利上げが行わない」ことを再認識したかのような動きとなり、米国長期債金利は大きく下がり4市場(NYダウ、S&P、ナスダック、ラッセル)が一気に上昇した。中でもラッセル小型株が+5.44%も上昇し、半導体セクターの上昇を上回っていたのが印象的だった。
これで市場は利上げ停止を完全に織り込んで、そのまま強含んで週を終えたわけだ。

ここからは、景気失速がマイルドリセッションで収まるかどうかが焦点となる。すでに、先週決算発表をした「米国ウォールマート」のガイダンスでは、「10月後半から11月前半までの2週間くらい?の消費が急減速した」と発表があったり、消費者信用残高(クレジット、自動車、教育ローン)のデータが発表され、ドーンとコロナショック時に起こったような落ち込みとなっていることが分かっている。
ただ、上記はすでに市場に織り込まれているので、今後の景気については、今週末から米国で始まる「ブラックフライデー」の様子を見るのが分かりやすく、よってこの観点では今週、波乱が起こりづらい週なのであろう。

それに先週14日には、バンク・オブ・アメリカが調査レポート「11月機関投資家の今後12ヵ月の見通し」を公表し、ソフトランディング予想は74%と、前月比10Pアップ、ハードランディング予想は21%と、前月の30%から低下していた。
ただおそらく、市場的には、大幅で奈落の底へと転がり落ちるような景気後退が起きなければOKというスタンスで、軽いリセッションくらいならFRBは利下げで対応する余地が大いにあるため、心配ご無用だと考えている気がする。

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