ローソン子会社のチケット販売大手「ローソンエンターメディア」(LEM。事件後、ジャスダック上場廃止に)を巡る資金流用事件はLEM元専務と、チケット販売仲介会社「プレジール」(東京都港区。事件後、破産手続き開始決定)の元社長ら2名の計3名が特別背任罪で逮捕されたのはご存じの通り。
東京地検特捜部が手掛け、プレジール(冒頭写真=入居ビル)が日本郵政の企画切手販売を独占する関係にあったことから、この事件はもっと奥が深いとの見方もあったが、結局、逮捕されたLEM元専務が、プレジールを経由させたチケット販売代金の一部を資産運用に回していたが、資金運用が思うようにいかなかったことから表面化した個人犯罪ということで決着がつく様相だ。
それはともかく、この事件が今年始めに表面化した際、プレジールとの関係で名前が取り立たされた上場企業があった。
その上場企業の大株主が最近になってガラリ様変わりしたのだが、その大株主の背景につき気になる情報が兜町の一部事情通の間で話題になっている。
ポイントは2つ。
1つは反社絡みのこと。もう1つは、いまわが国にどんどん進出して来ている中国資本との関係だ。