≪連載（３５０回目）≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー　今週の相場展望（10月16日～10月20日）

プロフィール　投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、２に「需給」を読む力、３に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週の日経平均株価の終値は３２,３１６円と、前稿比＋１,３２１円（※前項▲863→　▲545→　▲1131→　＋926→　▲104→　＋1087→　＋173→　▲1023→　＋280→　▲566→　＋455→　▲84→　＋3→　▲801→　＋408→　▲925→　＋1441→＋741→　＋608→＋108→　＋1420→　＋231→　＋301→　＋292→　＋71→　＋975→　▲523→　＋656→　＋51→　▲810→）の猛烈高となった。
ただ、先週金曜日夜の米国取引時間では、中東情勢への懸念から？原油が＋5.13％上がり、VIX指数が一時20％タッチするなど波乱となり、日経平均CFDは３１,８９０円で引けている。
※直近安値は30,488円（※30,269円がCFD最安値）※CFD高値は2023年6月16日の34,003円
TOPIX（東証1部全体）の週末金曜日の終値は、２,３０８Pと先週比＋44P高。
米国のNＹダウは、週間で＋262ドル高となる３３,６７０ドル（※前稿比▲100→　▲456→　▲654→　＋41→　▲261→　＋501→　▲154→　▲780→　＋216→　▲394→　＋231→　＋719→＋774→　▲673→＋681→　▲572→＋422→＋114→＋336→▲334→＋127→▲212→▲77→＋401→＋211→＋1036→＋376→▲48→▲1481）。高値は８月2日35,679ドル。
ナスダック指数は、週間で－24P安となる１３,４０７P（※前稿＋212→　＋7→　▲496→　▲54→　▲270→　＋441→　＋300→　▲354→　▲264→　▲408→　＋284→　▲80→　＋452→　▲126→　＋294→　▲195→　＋429→　＋18→　＋265→　＋318→　＋373→　＋50→　＋112→　▲51→　＋35→▲133→＋397→＋193→＋492）。直近最安値は2022年10月13日の１０,０８９P。昨年11月22日の高値（16,212ポイント）比の最大下落率は、－37.8％のドローダウン。

先週は恐ろしいほどのボラティリティだった。筆者は、週初はこんな荒波になるなんて予想だにしておらず、単純に、強気に買いにいったことが功を奏した。

月曜日。
先週末にイスラム過激派組織のハマスが、イスラエルに戦闘を仕掛けた件だが、とりあえず日経平均CFDは週末の急落後、祝日の月曜日は31,000円ラインでヨコヨコとなって動かないでいた。これをみた筆者は、とりあえず急落はなさそうだから、と月曜日の夜に日経平均先物12月限の買い増しに入る。そして、念のための逆指値をして就寝し、起きてみたら――。

火曜日。
なんと、先週末金曜日の引け値である31,300円台を回復しているではないか。これはリカクすべきなのか！？　そして脳みそが動き始めた後、筆者の出した答えは、さらなる買い増しであった。しかもリアルタイム入金をしてまでも、先物の追加買いをした。
その理由は、これまで日経平均株価は7月3日に33,753円をつけて、8月18日に31,450円をつけるなど、３ヵ月間ボックス圏で推移していた。そう本日、筆者はその下限である31,450円を試しにいくのではないか、と感じたのだ。
そしてＡＭ9：00の寄り付き後。日経平均株価は筆者の思惑通りに上に突き抜ける。ただ、突き抜けた後も止まらない。あまりに強い動きにしばらく様子見をしていたが、あまりに強すぎる地合いに、筆者は「マザーズ先物12月限」も追加ナンピン買いを敢行した。
結局AM10：25分頃に、さすがに一気に上がり過ぎだと感じて、31,740円にて全玉をリカク。枚数が多かったことから大勝利に。そしてマザーズ先物も上がっている。非常に晴れやかな気分であった。
気分のすこぶる良い筆者は、前場に、個別株でも買いで動いた。
ターゲットは「ＩＳ米国債20年ヘッジ」（2621）。ハマスの影響なのか？　先週末の米国債は買われ、金利が低下していたにもかかわらず、ＡＭ10：00過ぎにかけて前日比プラマイゼロまで価格が落ちていた。これはミスプライスじゃないの！？　と感じて購入したのだ。この日、日経平均は＋722円高。保有していた「アドバンテスト」も＋3.2％。