アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(349回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(10月10日~10月13日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週の日経平均株価の終値は30,995円と、前稿比-863円(※前項▲545→ ▲1131→ +926→ ▲104→ +1087→ +173→ ▲1023→ +280→ ▲566→ +455→ ▲84→ +3→ ▲801→ +408→ ▲925→ +1441→+741→ +608→+108→ +1420→ +231→ +301→ +292→ +71→ +975→ ▲523→ +656→ +51→ ▲810→)安となった。
日経平均株価は、水曜日の引けにかけて大崩れし30,488円(※30,269円がCFD最安値)となって以降、なんとかリバウンドして、金曜は米国雇用統計の発表後、日経平均CFDは31,332円と持ち直して引けている。※CFD高値は2023年6月16日の34,003円
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、2,264Pと先週比-59P安。

米国のNYダウは、週間で-100ドル安となる33,408ドル(※前稿比▲456→ ▲654→ +41→ ▲261→ +501→ ▲154→ ▲780→ +216→ ▲394→ +231→ +719→+774→ ▲673→+681→ ▲572→+422→+114→+336→▲334→+127→▲212→▲77→+401→+211→+1036→+376→▲48→▲1481)。高値は8月2日35,679ドル。
ナスダック指数は、週間で+212P高となる13,431P(※前稿+7→ ▲496→ ▲54→ ▲270→ +441→ +300→ ▲354→ ▲264→ ▲408→ +284→ ▲80→ +452→ ▲126→ +294→ ▲195→ +429→ +18→ +265→ +318→ +373→ +50→ +112→ ▲51→ +35→▲133→+397→+193→+492)。直近最安値は2022年10月13日の10,089P。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-37.8%のドローダウン。

さて今週は、先週の筆者の売買動向からお伝えしたい。
月曜日。
米国議会でのつなぎ予算の成立を好感して、日経平均株価は昼までは上となる32,402円まで行くも、ここが今週の壮絶天井。この日の終値では31,760円まで下がって引けた。筆者は、後場遅くに日経平均が値下がっていく過程で、自らが日経平均先物12月限を少量持っていることに気が付き、少しのマイナスの時点で決済。後場に入った段階の明らかに変調をきたした時点で決済してれば。先物というものはたくさん持つと眠れなくなり、少量(1枚)だと、けっこうポジションを失念してしまうことがある。まぁ、兼業なので致し方ないか。ただ、これだけ雰囲気の悪化があるのに半導体が強かったことは特筆ものだ。筆者の保有する「アドバンテスト」は2.9%も上昇した。日経平均は-98円安。

火曜。
米国のCFDは崩れていないにもかかわらず、なぜか日本株だけ弱い。日経平均株価は-512円安で引けている。筆者の考えとしては、この時点で「米株も崩れてくると最悪なことになる」ことを思い、保有していた「SBIHD」がまだリカクできるので、全部売却。
ただこの時点で筆者は、日経平均の底は31,270円の、前回8月18日の底近辺だと考えていた。なんたって、もう2週間で2,000円以上も急激に下げているのだ。
よって、この近辺で日経平均先物を購入するも、この大きな節がなんの機能もしない激流に、ビックリし、あえなくこの玉は損切りになった。
またPM23時頃、為替が1ドル150円になった時点で、一気に3円の円高に振れた。これが財務省の為替介入なのかはどうかはまだ真偽がはっきりしないものの、結局この週で150円に戻れなかったところをみると、1ドル150円を越えて円安に進みずらい雰囲気になったと感じる。

水曜。
日経平均株価は-711円安で引けて、後場引けた後には、PM15:15にかけて一時30,259円のセリクラみたいな一気の下げがきた。マザーズ指数などは、かなりメタメタに。ただ、すぐ戻す。
その夜、米国のADP雇用統計が悪く出て、金利が下がる。これで米国債金利が一斉に下げて、株に少しの安心感がでて反発モード。
ただ筆者は、日経平均株価が30,000円前後の攻防となる可能性を感じており、ここで大きめの枚数でエントリーしようと決めていたのでまったく動けず。ちなみに、このPM15:15分近辺は、先物の画面で出来高をみても、もともと出来高が薄い時間帯であるし、案の定、まったく膨らんでおらず。これで底入れするなるなんてわかるか(怒)。

木曜。
なんと、今度は売りたい人いない!? 日経平均は右肩上がりになり+548円高になった。今週は上げるにも下げるにも一方通行すぎて非常に珍しいことだと感じる!? 筆者は残念にも、現時点で、底入れしたなどとは露にも思っておらず、この流れをポカーンと見守ってしまってしまった。
ただ、今回の日経平均の大幅下落が、米国の金利の上昇にあることは間違いなさそうだ。

金曜。
日経平均株価は、先回りして買われていたからか現物取引時間はヨコヨコに。しかしPM21:30に出た「米国9月雇用統計」の発表後、一回下に行くも、上に向かい始める。
数字的には非農業部門雇用者数が前月比+33.6万人増と、市場予想(17万人増)を大幅に上回って8ヵ月ぶりの強烈な伸びになったが、年末商戦を前にしたパート労働者の臨時採用+15.1万人、反面、フルタイムは-2.2万人減ということで、これに気づいた筋が株を買ってきたということか!?
ここは割とゆったりとした動きだったので、筆者もうまく日経平均先物12月限を購入できて、一応逆指値をして就寝。順調に値上がりし、一晩寝ただけで、購入時点から日経平均株価は+300円になっている! 筆者の考えとしては「もう短期金利はもとより、長期金利も上がりようがない。なぜかといえば、政策金利はインフレが落ち着いたら下げ始めるんだから。よって今度こそこの玉は大事にしよう」と強く思ったら!? 日曜日になんとイスラム過激派組織のハマスが、イスラエルに戦闘行為を仕掛け、死者が900人を越えたと報道が…。月曜日になって筆者の日経平均先物は、狙ったかのようにプラマイゼロになってしまっている。
ただ中東の有事であるが、調べる限り、原油には影響しなさそうである。また遠くの戦争は買い、だというアノマリーもある。だが、イスラエルはものすごく怒っており、大規模な報復をする予定らしい。これが始まるまでは、追加で先物を買うことを控えたい、と考えている。
また、なんで週末にでるのかほんと嫌になるが、日経報道で、「日銀長短金利操作の再修正観測」がでている。なんと次の10月の会合で、10年債金利を1.5%にするの!? 日経報道は、かなり信ぴょう性が高く、これは悪材料となろう。これも、先物を買えない理由となる。

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