2月13日、マレーシアの首都クアラルンプールの空港で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏(45)が殺害されたのはご存知の通りだが、この殺害方法に関し、大きな誤算があったとの情報が本紙に入って来た。
周知のように、直接、殺害を実行したのは2人の女性。そして、殺害に用いたのはVXガスとされる。猛毒の神経ガスにも拘わらず実行犯の女性2人が死んでいないのは、「バイナリー兵器」(二種混合型化学兵器)の形態を取ったためとも見られている。
実行犯の女性の1人が原料A、もう1人が原料Bを持ち、金正男氏の顔にそれぞれを塗る=混合することでVXガスが発生。単独の原料A、Bは毒性が格段に劣る、または予め解毒剤を飲んでいたとの見方もある。
いずれにしろ、今回、本紙が得た情報とは、
「2人の女性の実行による殺害が余りに早過ぎた。金正男が航空機に搭乗した後、具合が悪くなるとする計画だった。ところが、原料の使用量が多過ぎたのか、あるいは混合方法の手違いからなど理由は不明ながら、ともかく直後に症状が出てしまった」(事情通)
これは、何を意味するのか!?