アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(337回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(7月3日~7月7日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
日経平均株価の終値は33,189円と、前稿比+408円(※前項比▲925→ +1441→+741→ +608→+108→ +1420→ +231→ +301→ +292→ +71→ +975→ ▲523→ +656→ +51→ ▲810→)の上昇となった。
金曜日の夜の米国市場は、経済統計が軒並み良い数値のものがでたため日経平均CFDは強く推移し、33,432円で引けている。※CFD高値は6月16日の34,003円
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、2,289Pと先週比+24P高。
米国のNYダウは、週間で+681ドル高となる34,408ドル(※前稿比▲572→ +422→ +114→ +336→ ▲334→ +127→ ▲212→ ▲77→ +401→ +211→ +1036→+376→▲48→▲1481)と上昇。
ナスダック指数は、週間で+294P高となる13,787P(※前稿▲195→ +429→ +18→ +265→ +318→ +373→ +50→ +112→ ▲51→ +35→▲133→ +397→ +193→ +492)。直近最安値は2022年10月13日の10,089P。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-37.8%のドローダウン。
さて、今週は本年の折り返し地点。2022年度に比べて2023年前半戦は筆者自身、さほど奮っていないこともあり、後半戦は気合を入れ直して臨みたい。特に今週は非常に重要な週となると感じている。

まずは、直近の日経平均先物の推移を簡単にまとめる。
6月17日(金の夜)33,950円(※日経 CFD34,003円)→ 6月21日(水)33,020円→ 6月22日(木)33,740円→ 6月23日(金)33,520円→ 6月27日(火)32,250円 →6月30日(金)33,500円。
上記が、だいたいのところで頭に入っていた筆者は、金曜日の夜に、こりもせず「日経平均先物9月限」の売り玉を購入している。これは6月23日(金)の高値33,520円を上抜けなければチャンスだと感じたから行った取引である。
また、日経平均の先物の売買をみると、33,150円~33,550円に出来高の集中帯があるため、上に抜けなければ、ここからは下がりやすいと感じるのだ。逆に上に抜けた場合は、売買がスカスカの真空地帯なので損切りの判断もしやすいというメリットもある。ただ、オプション取引で34,000円のコール建玉が大きめにあるようで、上抜けを期待している筋も頑張りそうだ。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
相場の体温を測るには、プライム市場の売買代金をみるのがよい(※テクニカルの項で詳細後述)とはよく聞かれる投資格言。先週はというと、水曜日に一番出来高を伴って、日経平均株価が再上昇を開始しているため、単純に強い形だった! ただ、出来高の水準は、さすがに1週前、2週前と比べると一服しつつある。
よって今週は、1日あたり3兆円を下回るような売買代金になるとするとウォーニングの警報が鳴るイメージだとみておきたい。

しかし、ここ最近、海外勢の日経平均先物の売り越し基調が目立つ。トレーダーズWEBなどの海外投資家の手口を見る限り、先週1週間はほぼ毎日売り越し基調だったように思えるぐらいだ。現物に関しては、今週の木曜日を見ないと分からないのが歯がゆいところだが、先週は指数が切り返して上昇したのでさすがに買ってきてるのだろうか?

確実なのは、個人の買いだ。これもテクニカルの項で後述しているが、個人は5週連続で買い越しを継続させており、6月23日現在の信用建玉は3兆4688億円と、先週比で+2212億円の増加である。信用倍率は3.47倍だということもありそこまで過熱しているわけではないが、個人が買うと海外勢はリカクするのが相場の常のため気を付けたい場面である。

今週は、米国のS&P500指数が先週末に4,450Pをつけて、6月16日(金)の4,448Pを上抜けて年初来高値となっている。NYダウとナスダック100などはまだ年初来高値に届いていない中、このS&P500が今週ここで止まって下げ始めるか!? それともそのまま上昇するか!? この指数の今週の推移は極めて重要に思える。ここからの相場の方向感を見誤らないためにも注目したい。

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