アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(334回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(6月12日~6月16日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
日経平均株価の終値は32,265円と、前稿比+741円(※前項比+608→+108→ +1420→ +231→ +301→ +292→ +71→ +975→ ▲523→ +656→ +51→ ▲810→)の上昇となった。※1月4日の年初来安値は25,662円。
その後、日経平均CFDはいったん上に向かったが、32,250円と金曜引け値ラインに戻った。
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、2,224Pと先週比+41P高。

米国のNYダウは、週間で+114ドル高となる33,877ドル(※前稿比+336→ ▲334→ +127→ ▲212→ ▲77→ +401→ +211→ +1036→+376→▲48→▲1481)と少しの上昇。
ナスダック指数は、週間で+18P高となる13,259P(※前稿+265→ +318→ +373→ +50→ +112→ ▲51→ +35→▲133→ +397→ +193→ +492)とちょびっと上昇。直近最安値は2022年10月13日の10,089P。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-37.8%のドローダウン。

さて、簡単に先週の振り返りをしつつ、今週の展望へと移りたい。
先週月曜日は、夜間に日経平均株価が32,565円まで急騰するも、銀行規制の話題から下落。水曜日も夜間に32,710円を一時付けてから一気の下落を見せ32,000円割れ。
木曜日などは後場まで31,770円ラインをなかなか下抜けなかったが、下抜けたが否や先週最安値となる31,420円ラインまで下落。その後、強い成り行き買いのような資金が入ると一気に反転した。
金曜日はメジャーSQ値32,018円をつけてから、またもやジリジリ高値を目指す。引け後の夜間のNY時間の早いタイミングで32,550円ラインまで上昇した後は、静かな動きとなり、今度はジリ下げして、日経平均CFDは32,329円で終わっている。

筆者は、木曜日に31,770円のラインを下抜けた際に、日経平均先物9月限を売り建てし、無事リカク。
また金曜日の夜に、ふとS&P500指数のチャートを確認していたら、4,324pが2022年8月16日の高値だったので、このラインを意識し日経平均先物9月限を売り建てしたら、なんと高値になって、この玉はリカクせずにまだ保有している。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
筆者が、先週に日経平均先物を2度も売り建てしたのは、今週は重要な経済政策が目白押しで、特に火曜までは株価の上昇が止まる可能性が高いと感じたからだ。特に火曜日の深夜AM3:00から開催される米国のFOMCは「利上げしない」予想が織り込まれているが、もしかしたら追加利上げも起こりそうな雰囲気もある。
こんな露骨に不安感が増している状況で、今週の月曜、火曜日に、株式市場にさらなる資金が入ってくる可能性はないと言い切れるだろう(※間違っていれば損切り予定)。
そして、そもそもここまで日経平均株価指数は9週連続の上昇であり、この間の値上がり幅は+4,747円。1月4日の最安値からだと、+6,604円もの上昇となっているが、ここまで上昇するほど、これまでと何かが決定的に変わったわけではない。ただ、ここまでのリスクオフが長すぎたため、耐え切れなくなったマネーが株式市場に流れ込んだだけだろう。筆者にはさすがにこれ以上、株式市場に資金が入ってくる可能性を感じない。

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