アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<復活!!>『田沢竜次の昭和カルチャー甦り』第95回「歌舞伎町クロニクル」

筆者・田沢竜次(フリーライター)。1953年東京生まれ。編集プロダクション勤務などを経て1983年からフリー。85年『月刊angle』連載を基に『東京グルメ通信・B級グルメの逆襲』(主婦と生活社)を書き下ろし、また文春文庫の「B級グルメ」シリーズでも活躍。B級グルメライターとして取材・執筆を続け今日にいたる。一方、大学の映画サークルで自主上映するほど映画にも精通。著書に「B級グルメ大当りガイド」「ニッポン映画戦後50年」など。

 先日、話題の「歌舞伎町タワー」に行ってみた。かつてはミラノ座とか映画館がいくつもあったところで、再開発でえらい変わりようだ。
注目は2階フロアの飲食エリアで、映画の『ブレードランナー』(右写真)みたいな雰囲気、昭和ノスタルジーのディープ感覚に、アジア風無国籍を混ぜこぜにしたようなセンスが面白い。全国各地の名産や中華・エスニックであれもこれも食べたくなる。プロデュースしたのは、恵比寿や渋谷や有楽町なんかで最近よく見かける新しい横丁ゾーンを手がけた人だ。
 それにしても歌舞伎町界隈を歩いて感じるのは、外国人観光客がやたらと多い。スカイツリー&浅草と歌舞伎町が定番コースなのか。ひと昔前に比べると、うるさい客引きもほとんどいないし、わい雑だけど健全で明るい。
そんな歌舞伎町に初めて行ったのは何と半世紀以上も昔、1968年の5月(中学3年)、ミラノ座に『猿の惑星』を観に行った時だった。その頃、あの界隈は映画館集中エリアだったのだ。

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