アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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西川善文頭取に続き、巽外夫旧住銀頭取自宅に関しては地震保険適用疑惑

●阪神大震災で自宅が被害を被るも、地震保険に加入していたことにして無料建て替え?

本紙は西川善文三井住友銀行頭取の自宅疑惑ーー否、これは疑惑などというレベルの話ではなく、明らかな違法行為と思われるが、過去、何度も解説して来た(詳細は本HP左カテゴリー欄「三井住友銀行」をクリックのこと)。
これに対し、旧住銀OBから以下のような情報提供があった。
巽外夫氏といえば、1987年10月から93年6月まで旧住友銀行頭取を務めた人物。
イトマン事件の最大戦犯の磯田一郎頭取(当時。77年就任)によって取り立てられ、巽氏が頭取、磯田氏が会長をしていた92年5月ごろ、イトマン事件が勃発した。
西川氏は、この巽氏に「頭取にするから、イトマンの処理をやってくれ」と押しつけられたとの指摘もある。西川氏は巽氏の2代後の97年に頭取就任、そして旧さくら銀行と合併して(99年)三井住友銀行発足後、今現在も、頭取の地位にあるのはご存じの通り。
さて、巽氏が旧住友銀行取締役会長だった95年1月、あの阪神大震災が発生し、巽氏の兵庫県神戸市灘区の高級住宅街にある自宅も大きな被害を受けた。
しかし、その当時は地震保険には未加入だったと思われる。
ところが、巽氏の取り巻きが、加入していたが、保険会社(代理店・銀泉。保険会社・住友海上火災)担当者の手続きミスだったということとして取り繕い、震災後、巽氏は保険金請求して受領。約5億円ともいわれる自宅を再建(施工は藤木工務店)し、再度、阪神大震災クラスの地震が襲ってもビクともしないように耐震設備も申し分なくなされたというのだ。
俄に信じがたい話である。だが、本紙の調べによれば、西川頭取の自宅疑惑は行内ではまったくというほど知られていなかったものの、こちらに関しては、行内では広くこうした噂が囁かれているのは少なくとも事実なのだ。

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