アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(322回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(3月13日~3月17日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は28,144円と、前稿比+217円(※前項比+474→ ▲60→ ▲158→ +162→ +126→ +830→ +433→ +146→ ▲261→ ▲1292)の上昇となった。※1月4日は25,662円。
週末土曜日にかけては、日経平均CFDは27,766円と、上昇基調が崩れてきている。
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、2,032Pと先週比+12P高。
米国のNYダウは、週間で-1481ドル安となる31,910ドル(※前稿比+574→▲1010→▲42→▲52→+602→▲927→+672→+428)の久しぶりの大幅マイナスに。
ナスダック指数は、週間で-550P安の11,139Pとこちらも大幅下落。2022年12月29日には10,207Pがあり、直近最安値は2022年10月13日の10,089P。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-37.8%のドローダウン。

さて、先週の筆者の取引は、本稿の執筆を開始して以来、最高の出来だったといえるだろう。読者の皆様と、そして自分の努力と運の強さに感謝したい。これが何かの示唆となっている可能性を信じ、さっそくご紹介させていただく。

まず火曜日。
「カヤック」という会社が、auとメタバース事業で提携をしたとの報道があり、同社がストップ高に。するとなぜか? 子会社である「ウェルプレイドライゼスト」(9565)が、後場になって一瞬動意。筆者はこれをみて、同社を反射的にナンピンの買い増し。ただ、これは投機的な動き?or 誤発注だったようで、同社の株価はすぐにしぼんでしまった。ここで筆者はまぁナンピンでいいや、と損切りしなかった。
そして同日夜、パウエル議長の議会証言が始まる前に、28,460円まで日経平均先物が上がったので、先週から買い持ちしていた日経先物6月限をリカク。もともと28,500円以上は危険ゾーンだと考えていたので納得のリカクとなった。先々週は、下手くそトレード続きで、日経平均先物だけで-104万円の損失を出していたが、これを大きく上回る利益を生み出せた。しかし先物取引で玉がある時は、就寝しても早期覚醒してしまうことが多く安定剤が欠かせない。

水曜日。
なんと「ウェルプレイドライゼスト」がストップ高に。しかもゆっくり上昇してストップ高となったため、買い増しする気持ちにならなかったのは残念。気になって調べてみても、特に材料は観測されず、単純に親会社であるカヤックに連れ高したのかな?と考え、木曜日の朝イチで同社は売却した。このトレード自体はナンピンの玉を入れても少しマイナスになっているが、前2回の同社の取引では大幅に黒字となっており相性が良い。また6月のe-sportsオリンピックの前に購入するだろう。そして心配の種は「ANYCOLOR」(5032)だけである。3月27日のホロライブを運営する同業「カバー」(5253)の上場前後あたりで、うまく逃げられたらいいがそんなにうまくいかないか!? いずれにせよ、15日(水)に決算発表のため、3分の1以上は少なくする予定だ。

そして運命の金曜日。筆者は前日の米国市場で、大手銀行株が急落した流れを把握しており、「三菱UFJFG」(8306)、「三井住友FG」(8316)を朝寄り付きで大きく空売りした。同時に「IS米国債20年ヘッジ」(2621)を大人買いした。またまた保有していた「フジクラ」「日本電波工業」「タムラ製作所」、そして「トレックス・セミコンダクター」の一部を寄りで投げた。投げたほうは金曜の寄り付きの特売りラッシュで利益が削られることになったが、ここはまごまごしている場合ではないと決断。そして寄り付き後に、指数が崩れるのを確認してから、日経平均先物6月限の空売りを決行した。

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