アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

有名プロデューサー兼ビジネスデベロッパー、提訴される

 今年3月30日には小松美羽(“美し過ぎる画家”)を見い出したプロデューサーの投資勧誘トラブルを紹介したが、この手の職種はいかがわしい者が多いということか?
今回、紹介するのは07年のNHK「紅白」に出場した中村中(冒頭写真)を見い出した御仁(仮にA氏とする)の金銭トラブルだ。
A氏は紅白で彼女が歌った「友達の詩」を納めたファーストアルバムを始め、複数の彼女のアルバムのプロジュースを「エイベックス」の松浦勝人社長らと共にやっており、彼女の“育ての親”といわれる。
そうかと思えば、このA氏の場合、ビジネスデベロッパーというよくわからない仕事も兼務している。
いろんな儲かりそうな仕事を見つけて来て、事業者と投資家を繋いで、その仲介手数料をいただくということらしい。
あの大人気だったTV番組『マネーの虎』(日テレ系)に“虎”として出演していた某社長の、これまた“育ての親”ともいわれる。
 そんな有名人故、ある会社社長はA氏の「絶対に儲かる」、「元本保証する」などという言葉を信じて、田原俊彦のライブ会場におけるグッズ販売に500万円投資。ところが、儲かるどころか、1銭も戻って来ない(*ただしA氏は後日、所有していたベンツを差し出し、その売却代金25万7000円を差し引いた474万3000円の和解金請求訴訟)ことから、今年3月、A氏を相手取り東京地裁に提訴したという。第1回目の口頭弁論期日は5月8日。
もっとも、A氏の代理人弁護士は、「原告が500万円投資したのはY社(15年8月解散)。Aのことを原告は会長というが、Y社の会長という証拠はない。そもそもなぜ、代表を訴えないのか? それに『タイアップ費』としてだから元本保証などない」などとして、全面的に争う構えだ。

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